静岡県では「富士山」をめぐる1つの議論が活発になっている。それは「閉山期の遭難発生時の救助」だ。2025年4月、中国籍の男性が富士山に2度も遭難するという事態が発生した。最初は「アイゼンを紛失して下山できなくなった」と自ら通報し、2度目は最初の救助の際に「携帯電話を山頂に置き忘れた」という理由で富士山に引き返し、高山病を発症した......という顛末である。この問題はついに静岡県にも波及した。救助ヘリの燃料費だ