日銀総裁に初の学者出身となる植田和男氏が就任して半年が過ぎた。7月には長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を修正し、長期金利(10年物国債利回り)の上限を0.5%から事実上1.0%に引き上げた。さらに、9月上旬には新聞のインタビューで短期のマイナス金利解除にも言及し、黒田東彦前総裁が10年間にわたって続けた異次元緩和策の出口に前向きな姿勢を示した。 植田氏は緩和修正に