ワールドカップ北中米大会が開催中【写真:ロイター】

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ワールドカップ北中米大会

 サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会は11日(日本時間12日)に開幕し、連日熱戦が展開されている。そんな中、今大会を象徴するトピックのひとつとなっているのが、SNSで相次ぐAI生成とみられる画像や動画の拡散だ。生成AIが急速に普及して以降、初めて迎えるサッカーW杯。真偽不明の投稿が話題を集めるケースが相次ぎ、海外のファクトチェック機関も注意を呼びかけている。

 象徴的なのが容姿端麗な女性サポーター。特に話題になったのが、12日(日本時間13日)の米国―パラグアイ戦。星条旗のビキニを着た女性サポーターの画像がSNS上で拡散されたが、英紙「ザ・サン」はAI生成であると紹介。日本でも10万近い「いいね」を獲得した投稿もあった。こうした客席で観戦している女性の画像、動画がX上に多く出回り、多くのインプレッション(表示数)を獲得している。

 欧州放送連合が立ち上げたファクトチェック機関「ユーロビジョン・ニュース・スポットライト」は「W杯のスタジアム客席にいる女性ファンの動画が、その“人間離れした美しさ”で人々の目を引き、拡散されている。文字通り彼女たちは“人間離れ”している。なぜなら、その女性たちはAIで生成されたものだからだ」と警鐘。この背景には男性の成人向けコンテンツへの誘導というビジネスが存在していると指摘した。

 一般人ばかりではない。「ザ・サン」によると、前述の米国―パラグアイ戦には元ポルノ女優として知られるラナ・ローデスとミア・ハリファが観戦する様子がXで投稿され、280万回以上閲覧されたが、これもAI生成だったという。

 X上にはほかにも、ヒトラーと酷似した男性がドイツ代表のユニホームを着て観戦する様子、試合中に肌を露出した女性がピッチに乱入する様子など真偽不明の投稿が相次ぐ。48か国が出場する世界的ビッグイベントとあって、たびたび拡散されている。「AI生成」と表示されているものもあるが、それは一部に過ぎない。本物と偽物が入り混じる、AI時代の到来を映し出す大会となっている。

(THE ANSWER編集部)