運転手が自動運転で居眠り、ネット配車サービスに大きなリスク―中国
中国で最近、ネット配車サービスの運転手が自動運転(L2級の補助運転)を利用しながら居眠りをしたり、スマートフォンをいじったりしているニュースがネット上で拡散され、大きな話題を巻き起こしています。乗客が提供した映像によると、6月14日夜、乗客が中国南部の広東省湛江市から深セン市へ向かうネット配車サービスを利用した際、運転手が自動運転を使って居眠りをしたり、スマートフォンをいじったりしており、運転中にもハンドルから両手を離している様子が複数回にわたって記録されていました。
これは、多くのネット配車サービス・相乗りサービス利用者が抱える共通の懸念となっています。データによると、中国でのネット配車サービス利用者数は2025年末時点で5億人の大台を上回り、中国工業情報化部のデータによれば、補助運転機能(L2級)を備えた乗用車の2025年1〜9月の新規販売台数は前年同期比21.2%増で、普及率は64%に達しています。それに伴い、L2級の補助運転機能を搭載したネット配車も普及しつつあり、潜在的な安全リスクも浮かび上がってきました。
L2級補助運転の普及に伴い、道路状況はますます複雑化しています。ネット配車や相乗りサービスの運転手は補助運転を利用しても良いのかどうか、使用中は安全上のリスクをどう防ぐのか、ネット配車企業はどのような責任を負わなければならないのかが、業界にとって新たな課題となっています。
こうした場合、プラットフォーム側の対応は、単に該当運転手のアカウントを停止し、乗客に乗車クーポンを提供するだけというのが一般的です。第一義的な責任の所在が明確である一方で、事前・最中・事後のそれぞれの段階で安全リスクをどう抑止するかについては、運転手、乗客、プラットフォーム、そして監督当局のすべてに、新たな時代にふさわしいルール作りが求められています。(提供/CGTN Japanese)
