ドジャース・ダルトン・ラッシング

写真拡大

「ドジャース9−1フィリーズ」(31日、ロサンゼルス)

 ドジャースは投打がかみ合って快勝。先発・山本由伸投手は5回1/3を4安打無失点。メジャー自己最多タイの10三振を奪って5勝目を挙げた。初回に捕手・ラッシングが2回連続でABSチャレンジを成功させ、2つの見逃し三振を奪う場面があった。

 1番・シュワバーに対しては、カウント2−2から内角低めの158キロがボール判定。しかし、ラッシングがABSチャレンジを要求してストライクとなり、見逃し三振となった。

 さらに2死後はハーパーに対して、フルカウントから6球目の外角低めのカットボールがボール判定。またしてもラッシングがABSチャレンジを要求すると、ストライクに覆って見逃し三振となった。

 ラッシングはABSチャレンジの連続成功について、報道陣から「ストライクっぽい球についてどう感じたか?」と問われると食い気味で突っ込みを入れて、「ストライクっぽいってどういう意味?あれはストライクだったよ」と話し、「(ストライクゾーンを示す)スクリーンで赤く表示されたらそこはストライクだ。最近は四隅の判定を理解し、できるだけ有利になるように取り組んできた。ああいう形で彼を助けられたのは、もちろん気分がいい」と話した。

 ボールがストライク判定に覆って2つの見逃し三振に、山本も「僕は(ABSが)すごく好きなシステムだなと思います」と笑った。

 ラッシングはABSチャレンジについては「基本的には試行錯誤です。ストライクだと思った球をチャレンジして、それがボールなのか、半分だけゾーンに入っているのか、そういうことを理解していくしかない。チャレンジをやめてしまうと、逆に感覚を失ってしまうから。最近はABSを使いながら、その感覚をつかむ練習をしているし、室内ケージにあるトラジェクトアーク(投球の軌道を可視化する練習システム)でも取り組んでいる」と練習に取り組んでいることも明かした。

 また、ラッシングは山本の投球全体を振り返って「良かったよ。ヨシは素晴らしかった。まさにクオリティスタートと言える内容だったし、初回に少し感触を探っているようなところがあったが、そこから立て直して六回途中までしっかり投げてくれた」と振り返った。