関東インカレ2種目で入賞した創価大・小池莉希【写真:中戸川知世】

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陸上・関東インカレで輝いた選手たち 男子2部・5000メートル&1万メートル/創価大・小池莉希(4年)

 21日から4日間、カンセキスタジアムとちぎで行われた陸上の第105回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。熱戦を取材した「THE ANSWER」はさまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は男子2部・5000メートルと1万メートルに出場した創価大の小池莉希(4年)。今年の箱根駅伝で6区区間賞を獲得し、一躍注目を集めたランナーは、取材で“珍アピール”を繰り返す。その理由とは。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)

 また異彩を放った。小池は初日の1万メートルで27分52秒43の自己ベストを記録し、全体4位、日本人トップでゴール。「5000メートルでも(取材に)来てください!」と囲んだ記者に呼びかけ、迎えた最終日のレースでは序盤から先頭集団で走り、一時は先頭を引っ張る気迫も見せた。ラストの直線で青学大の小河原陽琉(3年)を抜き、13分31秒63で全体5位、日本人2位。倒れ込む選手もいる中で、共に戦った選手らに自ら歩み寄り、握手を交わした。

 ミックスゾーンに登場すると、「(取材に)来てくれてありがとうございます!」と第一声。「勝つことを意識したんですけど、(4位の)野中(恒亨=国学院大4年)に負けてしまったことはすごく悔しい。1万メートルも走っているので、最低限しっかりと走ればいいという気持ちで、結果的にセカンドベストくらいで走れた。80点くらいのレースだったと思います」と納得の表情を見せた。

 名門・佐久長聖高(長野)出身の長距離ランナー。創価大では、1年時から3年連続で箱根駅伝に出走した。大学で大きな成長を遂げたが、「佐久長聖の3年間ありきの自分」と下地を作ってくれた母校に感謝する。今年は山下りの6区で区間賞を獲得し、直後の日本テレビインタビューで左足は赤、右足は青という大学カラーのシューズをアピールするなど、走りではもちろん、言動でも注目を集めている。

取材でも報道陣に異例のアピール その理由とは

「今後も取材してください!」「小池莉希に注目してください!」などと、異例のアピールを繰り返す。目立つことが好きなタイプではあるが、自身を売り込むことには理由がある。

「スポーツ選手としてオリンピック、世界陸上に出ることも目標ですけど、人を魅了できる選手、『小池、出たぞ!』とたくさんの人をわくわくさせられる選手になりたい。プレーヤーとして価値を上げていきたいです」

 2021年には総合2位に入るなど、近年の箱根駅伝で存在感を放つ創価大。次回のチームの目標は、全区間で同校の最高記録を揃えること。総合タイムでは、前回大会の3位相当になるという。青学大を筆頭に国学院大、早大、中大、駒大の“5強”と言われる大学に注目が集まるが、小池は自身だけでなく、母校を猛アピールした。

「創価大にもこういう人間がいますので! 僕だけじゃなく、創価大の色んな人をメディアの皆さんに見ていただければ、もっと大学駅伝界が盛り上がると思う。『5強だけじゃないぞ』と言わせます! ぜひ、よろしくお願いします!」

 小池莉希が、創価大が、正月根路に旋風を巻き起こす。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)