女子野球 本格的なチーム作りに向けて高校生や大学生を対象に体験会【高知】
高知県室戸市の企業が、女子野球チームを2027年春に創設します。
本格的なチーム作りに向けて、5月24日、現地で高校生や大学生を対象に体験会がおこなわれました。
室戸マリン球場でおこなわれたのは、高知県室戸市の製造メーカー・ISS富士鍛が企画した女子野球の体験会です。
会社では、2027年4月に女子硬式野球部「ISSBLUE OCEAN」を立ち上げ、プロ野球・阪神タイガースの元監督、矢野燿大さんがチームのゼネラルマネージャーをつとめます。
「室戸でやる体験会を良い機会にしてもらって、普段やってるプレーをやってもらえば良いんで、普段と環境違うんで、緊張もあると思いますけど、思いきり楽しみながらやってもらえたらいいかなと思う」
体験会には、県内外から、来年春に卒業見込みの大学・高校の女子野球部員あわせて16人が参加し、ブルペンでの投球練習や室内練習場でのバッティング練習などに臨みました。
練習を見守る矢野さんは、こまめに選手たちに声をかけ、アドバイスします。
●矢野さん
「バット待たずに、連動、動きの中で。動きの中でやっていく。上と下が連動して―」
「ISS富士鍛」の女子硬式野球部創設は、室戸市の人口減少が深刻な中、若い人材の安定的な確保と地域活性化を図るのがねらいです。
選手たちを社員として雇用するため、会社では、女性専用の更衣室を新たに設けたほか、部員専用の寮を建設する予定で受け入れ態勢を整えています。
体験会に参加した選手たちは。
●大阪の大学生
「女性に対してのサポートとかあったり、新しくきれいな建物ができたり、すごい野球に集中できそうな会社やなって思ってます」
● 岡山の大学生
「(自主練習など)一人でできる環境が整っていて、すごく良いなあって思った。他のチームも何個か見てから決めようと思ってるんですけど、ここも視野に入れてます」
高知中央高校の日野小町さんは、3月に矢野さんが、学校を視察に訪れたことがきっかけで、今回の体験会に参加しました。
●高知中央高校3年日野小町さん
「ISSが自分の中で第一希望になったんで、来てみたいなと思って。(進路で)大学と迷ってたんですけど、きょうの(体験会)で、結構もうここかなと思いました」
ゼネラルマネージャーに就任してから、県内外の大学や高校の女子野球部を視察している矢野さん。
女子野球では少ない企業チームが室戸で誕生することに期待を寄せます。
● 矢野さん
「(競技人口が)女子野球って、すごく広がっているんで、そういうところでは、その子たちが野球やる場所が見つかって、”ISS BLUE OCEAN”が、その見本というか野球やりたいって子たちが、可能性も広がるし、地域が元気になったっていうのも、プラスしていけば、笑顔になっていくっていう未来が作れるんじゃないかなと思うので。(入社は)彼女たちが選択するんですけど、来てもらったら、僕も責任があるので、全力でサポートしていきながら、来て良かったなと思える場所にしていきたい」
ISS富士鍛では、15人前後の選手を社員として、2027年春に採用予定で、状況によっては、今後も体験会を開くことにしています。
まもなく室戸に誕生する女子野球の企業チーム。どんなチームになるのか新たなチャレンジに注目されます。
