W杯戦士が躍動!前田大然 公式戦7戦連発締め セルティック2冠達成で“本番”へ弾み
◇スコットランド杯決勝 セルティック3―1ダンファームリン(2026年5月23日)
W杯北中米大会(6月11日開幕)を控える日本代表戦士が23日、欧州各国の終盤戦で躍動した。セルティックのFW前田大然(28)はダンファームリンとのスコットランド杯決勝で公式戦7戦連続ゴールを決め、3―1でリーグ戦との2冠達成を支えた。ゲンクのMF伊東純也(33)はルーベン戦で先制点を決めて2―0の勝利に貢献。BミュンヘンのDF伊藤洋輝(27)はシュツットガルトを3―0で破ったドイツ杯決勝で終盤から出場し、それぞれW杯に弾みをつけた。
前田が最高の形でセルティックでのシーズンを締めくくった。前半19分の速攻で味方のロングボールに反応して最終ラインの裏に抜け、前に出ていたGKを見て右足で冷静にループ弾を決めた。2季ぶりの優勝に扉を開いた先制点を「落ち着いて決められたと思う。いいボールが来たので、あとは決めるだけだった」と振り返った。
王座奪回でリーグとの主要2冠を達成。立役者は圧巻の公式戦7試合連続ゴールで最終盤を駆け抜けた前田だった。スーツ姿での祝勝セレモニーでは「最後の最後で調子が上がってきたんで(不調の時期は)申し訳ない」と話し、司会者から「謝らないで」と制された。昨夏に移籍を希望したが、クラブの補強失敗で見送り。今季の不調時にモチベーション低下が原因として批判もされた。しかし、この日は2冠の功労者に対し「ARIGATO DAIZEN」という手書きの横断幕がスタンドに掲げられるなど温かい惜別ムードも漂った。
地元メディアではプレミアリーグ挑戦の可能性が報じられている。前田のゴール量産をクラブの伝説的ストライカーになぞらえ「ラーション的」と称えていたオニール監督も「最近の活躍を見れば、彼を求めるクラブが列をなすだろう。私なら止めないよ」と後押しする。
日本代表では三笘の離脱を受け、異なる個性を生かして穴を埋める活躍が期待される。セルティック終盤戦での活躍に加え、W杯次第で大きなオファーが舞い込む可能性もある。前田はさらに走り続ける。
