<大相撲五月場所>◇十二日目◇21日◇東京・両国国技館

【映像】行司と接触した直後に「特殊技」で逆転白星

 軽量“マッチョ”力士が体重2倍の巨漢相手に特殊技で劇的な逆転勝利を遂げた。行司に接触して土俵に残った直後に技を炸裂させた珍しい光景、展開にファンも盛り上がった。

 身長173センチ、体重82.7キロの細身で筋骨隆々とした肉体を持つ序二段二枚目・関(境川)。十二日目に関が対戦したのは、身長180センチ、体重165.4キロの巨漢力士、三段目七十六枚目・颯雅(二子山)だ。身長差は7センチ、体重差は82.7キロと“ぴったり2倍”開いた体格差対決となった。

 立ち合い左に体をかわした関。颯雅が持ち堪えて向き直ると、強烈な突っ張りで前に出てきた。関は下がりながら必死にいなし、腕をたぐって応戦。圧力に吹き飛ばされもしたが、最後は土俵際、押し出されそうになった関が行司に接触して残す形となり、直後に“引っ掛け”を決めて逆転勝利した。勝った関は3勝目。敗れた颯雅は4敗目を喫した。

 関が決めた“引っ掛け”は、日本相撲協会の公式サイトによれば決まり手ランキング28位、発生割合0.2パーセントの“特殊技”。「相手が突いてくるか差してくるかしたとき、その腕を一方の手で内側から、もう一方の手で外側から引っ掛けるようにして体を開き、相手を前に落とすか土俵の外に飛び出させて勝つ」技だという。現役の幕内力士では前頭十一枚目・宇良(木瀬)が過去に6回も決めたことがある“引っ掛けの多い力士”として名前が挙げられている。

 軽量の力士が行司に接触した直後に“特殊技”を決めて体重2倍差を制した一番。その珍しい展開と光景にABEMAの視聴者からは「凄い」「まじか」「え?行司ブロック?」「行司さんに当たった」「行司は土俵の一部だから」などさまざまな声が多数寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)