アメリカ代表MFマッケニー Photo/Getty Images

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今夏、W杯最大のホスト国となったアメリカ代表には大きな期待がかかっている。前回アメリカで行われた1994年大会のアメリカ代表は健闘を見せ世界を驚かせたが、この頃はまだサッカーというものがあまり市民権を得ているとは言い難かった。MLSの発足などを経て、サッカーはアメリカでもかなりメジャーになったと言える。

しかし、依然としてアメリカでフットボールといえば、アメリカンフットボールのことだ。多くの人材がサッカーよりもアメフトへ流れてしまうことは、これまでもたびたび指摘されてきた。ポッドキャスト『The Late Run』に出演した元ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンコウスキー氏は再びこの点を指摘し、議論を再燃させたようだ。同氏は次のように語っている。

アメリカのフットボール、つまりアメフトが、サッカーを台無しにしてしまったと思う。アメリカのサッカーチームは、優秀な選手たちが皆アメリカンフットボールをやっているせいで、台無しになってしまったんだ」

「もしワイドレシーバーやディフェンシブバックでやっていたような世界最高の選手たちが、もっと若い頃から競技(サッカー)を始めていたら、アメリカ代表は世界トップ3に入るチームになっていただろう」

これこそ、アメリカが豊富な人材を持ちながら、伝統的なサッカー強豪国に後れをとってきた理由だという。グロンコウスキー氏はエリートアスリートが早くからサッカーを始めればどうなるかの証拠として、アメリカ女子代表チームを例にとった。

「だからこそ、女子チームがこんなに強いのだ。彼女たちは最高の選手たちを最初から起用しているからだ」

現在、女子アメリカ代表FIFAランクは2位であり、まぎれもなく世界的な強豪となっている。アメリカの優秀な若者たちを第一にサッカーに向かわせることができれば、アメリカ代表はさらに強くなるのだろうか。