およそ9年ぶりの中国訪問を終え、帰国の途についたアメリカのトランプ大統領は15日、中国の習近平国家主席との会談で、台湾問題について議論したものの「何も約束しなかった」と述べました。

トランプ大統領「習主席と台湾についてたくさん議論した。彼は台湾に強い思いを持っているが、私は何も約束しなかった」

トランプ大統領は15日、中国からアメリカに戻る大統領専用機の機内で記者団の取材に応じました。

トランプ氏は、首脳会談で、台湾への武器売却について「詳細に話し合った」と明らかにしました。その上で、売却の是非について「近く判断する」と述べ、台湾の頼清徳総統を念頭に「台湾を統治している人物と話さなくてはならない」と語りました。

また、会談で習主席から台湾を防衛するかどうか問われ、「それについては話さない」と応じたことを明らかにしました。

記者団から台湾をめぐり米中が衝突するリスクを問われ「そうは思わない。彼は戦争を望んでいない」と指摘しました。

一方中国側は、王毅外相が談話を発表し、台湾問題について「アメリカは中国の立場を理解し、台湾が独立に向かうのを認めず受け入れないという姿勢を感じ取った」と強調しました。また、習主席が今年の秋にアメリカを国賓訪問すると発表しました。

トランプ大統領は習主席を9月にホワイトハウスに招待すると明らかにしていて、今年だけで首脳会談が最大で4回行われる可能性があります。