国連本部で「平和」「寄り添い」にAI活用を提案 子どもたちの気づきが世界を変える

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平和とAIをテーマに、国連から子どもたちが世界へ向けてメッセージを発信です。

アメリカニューヨークの国連本部で、平和について堂々と英語でスピーチに臨んだのは、「国連を支える世界こども未来会議」のキッズアンバサダー。

このプロジェクトは、持続可能な未来の実現に向けて、子どもたちが「社会課題」を“自分事”として議論し発信を続ける取り組みです。

2026年で4年目となる今回は、これからの時代を生きるアルファ世代の子どもたちに向け、新たに「AI」がテーマに加えられました。

AIにはできない新しい仕事を考えるをテーマに、「HAIC(ヒューマンAIカウンセラー)は困っている人を助けてくれます。普通のカウンセリングと違ってAIは人の気持ちを翻訳してくれます」「AIは母親やベビーシッターのように子どもに本当の愛情を与えることができません。そこで私たちは2つの役割を提案します。“次世代ベビーシッター”はAIで簡単なタスクを任せられるので人間は子どもに愛情を注げるのです」といったスピーチが聞かれました。

また、スピーチ前日には、国連インターナショナルスクールUNISを訪問し、平和とAIについての授業にも参加。

国境を越えた意見交換も行いました。

異なる文化や価値観を肌で感じた子どもたち。

あらためてAIの活用について尋ねました。

小学6年・寺澤陽翔さん:
最近では戦争とかでもAIを使っていて悪い方に進んでいるんですけど、気持ちに寄り添いたい、寄り添う仕事をやりたいです。AIには少しの気持ちは読み解いても全体の気持ちは読み取れないので、(カウンセラーのような)この仕事はあったほうがいいなと思いました。

中学1年・中里碧さん:
災害の対策方法とか、人とかじゃ思いつかないところまでAIが思いついてくれているので、そこの面では平和に活用できるんじゃないかなと思います。

子どもたちの“気づき”が“未来をつくる力”に。

主催者は、活動の輪をさらに広げたいとしています。

一般財団法人 ピースコミュニケーション財団・一木広治代表理事:
AIの世の中、これを子どもたちがどういうふうに活用して世界を変えていくかを、この世代の頃から考えてほしいと思っている。2028年の国連本部が出す“次世代への提言”(将来世代に関する宣言)、こういうものにアルファ世代の声を届けていきたいと思うし、これからの世界を担っていく人材が育ってくれればいいなと思っている。