記者会見で質問に答える小野田経済安保相(3月27日、内閣府で)

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 日本で起業する外国人経営者向けの在留資格「経営・管理ビザ」を巡り、昨年10月の取得要件の厳格化以降、申請件数が約96%減少したことが出入国在留管理庁の調査でわかった。

 制度の趣旨を外れた外国人の流入抑制を目的とした見直しに一定の効果が出たとみられる。

 同庁によると、以前は月平均約1700件の申請があったが、要件を厳格化した昨年10月以降は月平均約70件まで減った。外国人政策を担当する小野田経済安全保障相は12日の記者会見で「移住目的として悪用される懸念は一定程度払拭(ふっしょく)でき、本来の目的に沿った運用がされつつある」と述べた。

 新基準では、ビザ取得に必要な資本金要件を旧基準の6倍となる「3000万円以上」に引き上げ、日本人や永住者ら1人以上の常勤雇用を義務づけた。日本語能力や事業経験、学歴の要件も追加している。