【WWE】SMACK DOWN(5月1日・日本時間2日/オクラホマ・タルサ)                

【映像】“ほんの数十秒”でも存在感…米マット最高峰に「あの男」が登場

 リングネームすら与えられず、カメラに抜かれたのは数秒。識者が「ついにあの男が…」と声を震わせ、日本のタイムラインには「なんだこの東洋人は!」「EVILカッケエ」と戸惑いと歓喜の声が飛び交った。

 日本時間2日放送のWWE「SmackDown」に、元EVILこと"Naraku"が初登場。"King of Darkness"の異名を持つあの男が、ついにWWEの画面に立った。テロップに名前はなく、海外実況の紹介も"mysterious man from Japan"止まり。日本側の解説もまた、「あの男」と呼ぶしかなかった。

 NarakuがWWEと契約し、NXTブランドで動き出したのは2026年4月。4月28日のNXTで、トニー・ダンジェロのもとに謎の箱を送りつける形でデビューを飾っていたが、日本の視聴者がその姿をリアルタイムで目撃したのは、5月1日「SmackDown」のABEMA中継が最初だった。日本のリングを離れてからまだ数カ月。記憶の中のEVILと、画面越しの"あの男"のあいだに、ほとんど距離はなかった。

 ほんの数十秒のカット。黒いローブ、ゆったりとした動き。ABEMA解説の堀江ガンツは「ついにあの男が…」と呼び名に困りながらコメントを絞り出した。ファンの反応もまた象徴的で、「なんだこの東洋人は!」「見た目が変わってない」「EVILカッケエ」と、旧名のまま歓声が並んだ。

 そして、もうひとつ。短いカットの裏で、現地会場でははっきりと拍手が起きていた。ストーリーも積み上がっていない"謎の新顔"のはずだが、コアな海外ファンにとってはすでに既知の存在。海外SNSには「あの反応ならすぐメインロースター行きだろ」といった声も飛び交っていた。

 5月5日のNXTでは、新リングネームが改めて「Naraku(奈落)」だと正式に発表された。本人はVTRのなかで、日本で数々の強豪を倒しタイトルを奪ってきたが、戦士の魂はまだ満たされていないと語る。NXT王者トニー・ダンジェロのベルトこそ、次に狙うものだと。

 デビュー戦は5月12日のNXT。ダンジェロの王座戦線にどう絡んでいくのか、まずはそこが焦点になる。異例ともいえる匿名での顔出し、WWEのリングに奈落の闇を持ち込もうとする男にとって、これ以上ないスタートラインだったはずだ。

Ⓒ2026 WWE, Inc. All Rights Reserved

(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)