星街すいせい特別インタビュー! 世界的人気ゲーム『Fortnite』コラボライブにかける想い

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聴く者を虜にする圧倒的な歌唱力で、音楽シーンにおいても大きな注目を集めるVTuber の星街すいせいさんが、世界的な人気を誇るゲーム『Fortnite(フォートナイト)』とコラボレーション! さらに、ゲーム内インタラクティブ音楽パフォーマンス「STELLAR in Fortnite」が本日5月2日に行われることに。今回のコラボレーションについて、そしてこれからの夢について、星街さん自身に語っていただいた特別インタビューをお届けします。

『Fortnite』は、世界中の人々がプレイしているオンラインゲーム。ただのゲームにとどまらず、その中でクラフトができたり音楽イベントが行われたりなどメタバース的空間としても多くの人に楽しまれている。これまでも映画やアニメーション作品、アーティストとのコラボレーションを多数行っており、それに合わせてゲーム内で販売されるコスチュームやアイテム、エモート(ゲーム内キャラクターの動作)なども毎回話題に。

そして、今回コラボレーションが実現したのが、VTuber の星街すいせいさんだ。すでに販売されているコスチュームやエモートも大好評で、5月2日には、3D 空間ならではの没入感満点の音楽体験を味わえるライブも開催されるという。

コスチューム実装からの、すいちゃん大量発生

── 『Fortnite』とのコラボ、おめでとうございます! 3月の発表からコスチューム実装を経て、今回ライブ「STELLAR in Fortnite」が実現しました。一連のコラボについてどんな感想をお持ちになりましたか?

最初にお声がけいただいたときは驚きました。過去にライブをされた方々の名前を見て「ここに並ぶんですか!?」と…。恐縮な気持ちもありながら、挑戦してみたかったので私で良ければぜひ!とお答えしました。前回のコラボでは海外の方や周りの友人からも「すごいじゃん」と言ってもらえましたし、ホロライブのメンバー内でも話題になっていて本当に嬉しかったです。

── 反響はありましたか?

めちゃくちゃありました。配信をするたびに「『Fortnite』で知りました!」というコメントが来たり、英語で「『Fortnite』であなたのコスチュームを買いました」と言われたり、周りの友達からも「コラボすごいじゃん」と言われたり。嬉しいお言葉をたくさんいただいております。

── 星街さんはゲーム配信もやっていらっしゃいますよね。『Fortnite』との関わりは?

まだ配信をしたことはなくて、どちらかというとプレイ動画を観るのが好きなんですけど、TPS系の中でも異色というか個性のあるゲームだなと思っています。戦うだけじゃなく建築をするじゃないですか。あの要素がめちゃめちゃ面白くて新しいなって。

── コラボではまず3月にオリジナルのエモートやアイテム、コスチュームがリリースされて話題になりましたよね。デザインをご覧になっていかがでしたか?

実は私から大きなリクエストはしていないんですよ。「『Fortnite』の世界に馴染むように、全然好きに作っていただいて大丈夫です」という感じでお伝えしたんですが、出来上がったものを見たらスタッフさん達がしっかり私のことを理解してくださっていて、何も言わずとも星街すいせいらしいデザインが上がってきて感動しました。解像度がめちゃくちゃ高くて、全然かわいいじゃん! もうこのままで大丈夫です! という感じで。どれもあの世界に馴染んでいて嬉しかったです。

── 確かにアイテムも、ひとつひとつのディテールが細かくて、色味も星街さんらしいカラーリングだなと感じました。

かわいいですよね! そして、みんながこのコスチュームを身につけて戦いに出るんだなって思うと、ちょっと面白い気持ちというか(笑)。コメントでも「すいちゃんついに人を撃つのか!」と書かれていて、確かにこの姿で攻撃しているとちょっと面白くなっちゃいました。

── 確かに(笑)。自分の姿でプレイするユーザーを観るのって不思議な気持ちになりますね。

実際に見ると思った以上に馴染んでたんですよ。『Fortnite』の世界にちゃんと私がいて、銃を持って戦ってる。たくさんの方に使っていただけて本当に嬉しかったです。同じホロライブの事務所のメンバーもコスチュームが出てからすぐに使ってくれて、ゲーム内で『すいちゃん』が大量発生したりして(笑)。それもシュールで面白かったです。

── エモートの魅力はどんなところだと思われますか?

やっぱり「ビビデバ」を踊れるところですよね。当初は私の姿でしか確認してなかったのですが、リリース後に他のキャラクターでも踊らせている人がいて、そうか! 他のキャラでもできるんだ! と気づいて、嬉しくなっていろんなクリップを漁りました(笑)。一斉に「ビビデバ」を踊ったらとても楽しいと思います。あと、エモートで変わった動きもできますよね。それも別の世界線の星街みたいで面白いなと思いました。変な動き、許可します(笑)。

── そして、楽しみなのが『Fortnite』内で行う初のライブ「STELLAR in Fortnite」ですが、どういったライブになるのでしょうか。

ミニライブなので数曲なんですが、みんなが知っているかな? っていう、自分の中でもヒットした曲を歌わせていただきます。音楽を楽しむだけでももちろん楽しめるんですけど、特別なワールドで遊びながらライブを鑑賞できる要素もあって。いろいろ楽しんでほしいです。会場も天球儀や星座表をイメージしてステージを作らせていただきましたし、コラボアイテムともぴったり合う雰囲気になっていると思います。

── ライブ開催にあわせてコラボコスチュームやアイテムが復刻されるそうで、それも楽しみです。

そうなんですよ。前回のコラボで手に入れ損ねた方はぜひ! ビビデバエモートを使ってユーザーのみんなで楽しんでほしいなと思いますし、ジャムトラックの音楽もぜひ聴いていただきたいです!

夢は「VTuberとして馴染んでいく」こと

── さらに星街さんは今年3月に個人事務所を設立されましたよね。常に新しい表現にチャレンジされていらっしゃいますが、今後挑戦したいこと、取り組んでみたい分野など、ぜひお伺いしたいです。

すごく初歩的なことでいうと、英語を喋れるようになりたいです。今一生懸命Duolingoとにらめっこしてるんですよ。

── なるほど。世界に向けた活動を考えていらっしゃるんですか?

単純に「喋れたらかっこいいかな?」もありますけど、事務所に海外勢の後輩もたくさんいるので、その子たちと円滑にコミュニケーションできたらなってずっと思っていて。パッションイングリッシュですけど毎日頑張ってます。

── お仕事にもプライベートにも活かせますもんね。

そうですね。それに、海外でも何年か前にVTuber ブームが来たんですが、今はブームが落ち着いてしまったようなんです。また盛り上がるように私も頑張って活動していきたくて。英語もそうですが、『Fortnite』とのコラボがその火付け役になったら嬉しいなと思います。

── 最新作の「プリマドンナ」をはじめ、楽曲も色々リリースされています。楽曲表現の部分で今後トライしてみたいことはありますか?

それこそ英語で歌ってみたいです。歌詞の一部が英語ということはあるんですが全編英語という曲はまだなくて。やっぱり海外の曲を聴いていると素敵ですし、事務所にはすでに英語で歌っている子もいてカッコいいなと思っているので、見習って出してみたいなと。そもそもできるのか、とも思いますが挑戦したいですね。

── 『Fortnite』のように、インターネットには場所を問わずたくさんの人がライブを観れる環境がありますし、可能性はどんどん広がっていきますね。そして、ananでもここ数年でVTuberの方にご登場いただく機会が増えて、読者も皆さんの存在を身近に感じられるようになってきていると思うんです。VTuberとしての星街さんは、今後どういう存在になっていきたいですか?

「VTuberとして馴染んでいく」ですかね。やっぱり他のタレントさんやアーティストさんとは違う見た目をしているので、まだ「VTuberって何?」というか、一瞬「なんだこれは?」と思われることがあるんですよね。そういうことがなくなって、「こういうアイドルもいるよね」「アーティストもいるよね」くらい当たり前に馴染む存在になれたらいいなと思っています。

── ということはより星街さんの人となりが世に出ていくアプローチを…

していきたいですね。

── 星街さんの場合、音楽から入って「あ、VTuberの人なんだね」というイメージを持つ方も多いように思いますし、理想の存在にぐんぐん近づいていきそうな予感がします。

嬉しいです。そうなっていきたいです。

── MVもいつも最先端の映像で様々な手法を取り入れて作ってらっしゃいますよね。「ビビデバ」のMVは映像ユニットの「擬態するメタ」が手掛けていて素晴らしかったです。そういった表現に関しては常にアンテナを張っていらっしゃるんでしょうか。

そうですね、かなり。好きな映像作品を見つけたら誰が作っているか必ずチェックしています。今までのMVも割とほぼ9割くらいは、私が「この人にぜひお願いしたいです」と希望を出してきました。

── 常にリサーチされているんですね。Mika Pikazoさんが描かれたビジュアルも素敵でした。

Mikaさんはとにかくインパクトのある絵を描ける日本有数のクリエイターだなと思っていたんです。だからいつか描いてほしいなと思っていたら、今こうしてご協力いただけて本当に嬉しいです。

── ご自身の中で次の展開を考えるときに、ビジュアルを含めて構想を練られてらっしゃるんですね。

そうですね。どのクリエイターさんがいいかなといろいろ調べて、リファレンスをまとめて…ということをやっています。

── その積み重ねが星街さんを作り上げているんですね。今後の活動も目が話せないのですが、まずは「STELLAR in Fortnite」の開催があります。こちらの見どころを教えてください。

「STELLAR in Fortnite」はなるべくみんなが知っている曲を選んだので、一緒に口ずさんだり、一緒に踊ってみたり、楽しんでいただければ嬉しいです。

── ありがとうございます。今後の目標についても聞かせてください。

やっぱり東京ドームを目指して頑張っていきたいですね。私はデビューが2018年なので、2028年の10周年くらいに開催できたらいいな…なんて淡い期待を抱いてます。

── 夢が近づいている気がします。どんどん突き進んでいただきたいです。

はい、突き進みます!

絶賛ハマっている、リアル謎解き

── ananは「すべての“わたし”の、いま好きなこと。」をテーマとして掲げているんですけれども、星街さんが今好きなこと、ハマっているものなどはありますか?

今はもっぱら謎解きです。脱出ゲームに行ったりとか、マーダーミステリーっていうボードゲームを人を集めてやったり。ハマってますね。

── それは何かきっかけがあったんですか?

えー、きっかけ何だったかな。うーん、いつしかハマっていました(笑)。

── 前から謎解き系はお好きだったんですか?

はい。謎を解く行為が好きで、解いたときのスッキリ感だったり、推理する楽しさだったり、「お前が犯人だったんか!」みたいな驚きだったり、そういうのがすごい気持ちがいいんですよ。それで、ずっとブラウザ上で脱出ゲームをやってました。リアル脱出ゲームにも憧れたんですよ。実際にビルの中を謎解きでいっぱいにして、自分で脱出するみたいな。でも私の地元にはなかったのでずっと行きたくて、実際に体験したらめちゃめちゃハマっちゃったんです。

── なるほど。今は街に多いですもんね、リアル謎解きができる施設。

いっぱいありますよね。脱出ゲームのブランドもたくさんあって楽しくて。脱出ゲームに一緒に行ったりマーダーミステリーで遊ぶのは、ほぼホロメンです(笑)。

星街すいせい

ほしまち・すいせい 2018年にVTuberデビューした後、2019年にホロライブに所属。2024年にリリースした「ビビデバ」が大ヒットを記録し、現在MVのYouTube再生回数は1億7,000万を超えている。2025年には武道館にてライブを開催。2026年3月、個人事務所「Studio STELLAR」の設立やアリーナツアーの開催を発表した。

公式サイト 

Hoshimachi Suisei LIVE 2026 ~STELLAR in Fortnite~

Information

5月2日(土)20:00(JST)〜 Fortnite内にて開催

今回のイベントは、Black Tower Studiosとのパートナーシップのもと、Unreal Editor for Fortnite(UEFN)を使用して開発されたもの。UEFNはフォートナイト向けのゲームや体験を制作できるツールで、デベロッパーが独自の島を構築・公開できる。今回はそのデベロッパー制作の島が舞台となる。

取材、文・飯田ネオ