「61大会ぶりの総合優勝」山形チームが県縦断駅伝で3日間完全制覇 チーム史上初の快挙
70回目を迎えた山形県縦断駅伝競走大会は29日、最終日を迎え、山形チームが3日間の合計タイムで総合優勝を果たしました。山形の総合優勝は61大会ぶりで、3日間すべてで1位となる完全優勝はチーム史上初です。
号砲「いま、3日目のレースがスタートしました。各チームの選手たちが勢いよく飛び出していきました」
最初の区間・22区、第一集団の中で3キロ過ぎから仕掛けたのは、前回大会総合優勝の南陽・東置賜の島津裕太です。
実況「スピードを上げました。位置取りを変えながら天童・東村山、山形両選手を揺さぶっています。さあ、完全に南陽・東置賜の島津が抜け出しました」
区間記録を更新する走りで1位につけます。
続く23区、24区も南陽・東置賜が安定した走りでトップを譲らず、第3中継所を後続の山形におよそ100メートルの差をつけて通過します。
しかし25区。高校生区間で後ろから追い上げてきたのが、山形の三浦康星です。
山形チーム三浦康星選手「絶対に追い抜かして単独トップに立って、次の中学生にタスキを渡そうという気持ちで走り出した」
実況「100メートルあった差をいっきに詰めて、かわすか、かわすか、かわすか。前に出ました。山形がトップに立っています」
山形が逆転し、トップの座を奪います。そのまま南陽を引き離し、首位でタスキをつなぎます。
山形チームはその後も28区までの3区間、先頭をキープしました。
最終の上山中継所で南陽・東置賜に2分54秒の差をつけて、アンカーの牛沢昂大が総合優勝に向けて飛び出しました。
実況「ムラサキのタスキ、牛沢昂大の姿がだんだんと大きくなってきました。仲間たちからは昂大コールが巻き起こっている。右手でガッツポーズを決めた。もう残りは30メートルだ、牛沢昂大。ラストスパート。山形の地を踏みしめながら、いまフィニッシュ。山形、61大会ぶりの総合優勝。3日間、完全優勝」
山形チーム牛沢昂大選手「完全優勝も視野に入れていたので、1位でゴールできてうれしい」
山形チーム斎藤直己監督「総合優勝がひとつの大きな目標だったが、各日すべて優勝という形になり、本当にうれしいということに尽きる」
2位の南陽・東置賜は、山形と3分差でゴールし、総合タイムで2位となりました。連覇とはなりませんでした。
南陽・東置賜中川敦史監督「初日から積極的に優勝を狙いに行って、先頭の方でレースを進めてきて、やはり山形チームが一歩強かった。もう1度鍛え直して、来年また出直したい」
3日目の結果、優勝の山形は、初日から3日間すべてを制した完全優勝。2位は南陽・東置賜、3位は天童・東村山です。
6位には鶴岡・田川、7位には上山が入りました。
続いて、3日間の総合順位です。山形は第9回大会以来、61大会ぶりの総合優勝です。2位の南陽・東置賜には6分18秒の差をつけました。総合6位には新庄・最上、7位には長井・西置賜が入りました。
