飲む人も、飲まない人も、飲めない人も。キリン×武蔵野美大が考えた「お酒の場」とは?
お酒を飲む人・飲まない人・飲めない人も誰もが楽しめる――。
そんな“未来の酒場"を、キリンビールのノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー(以下、グリーンズフリー)」と武蔵野美術大学の学生たちが共に創り上げるプロジェクト「GREEN’S FREE ACTION」が始動しました。

プロジェクトが目指すのは、「何を飲むか」で生まれる“見えない壁”をなくすこと。2026年4月から、同大の学生たちが授業を通して「誰もがお酒の場を楽しめる未来」を考え、新たな飲酒文化のカタチをデザインしていきます。
4月20日には武蔵野美術大学で、飲む人・飲まない人・飲めない人、みんながお酒の場を楽しめる文化の創出に向けた第一歩目の活動として特別講義が開催されました。
美大生の自由な感性が加わることで、私たちの「飲みの場」はどうアップデートされるのでしょうか。その模様をレポートします。
東京都小平市にある同大の鷹の台キャンパス。その講義室に基礎デザイン学科や視覚伝達デザイン学科をはじめ、幅広い学科から集まった3年生以上(20歳以上)の学生33名が集まっていました。
グループごとに机を囲み、広げられた模造紙に次々と描き出されているのは…


この日のメインプログラム、「飲む人・飲まない人・飲めない人、みんなが楽しめる“未来の酒場"」をテーマにしたワークショップのアイデアです。
「意見やアイデアを否定しない」といったルールの下、まずは現在の飲み会への不満や理想を付箋に書き出していきます。机を埋め尽くす膨大な付箋には、学生たちのリアルな本音が映し出されていました。

こうしたバラバラの「声」を整理し、自分たちなりの解決策をスケッチに落とし込んでいく学生たち。
その結果、実験器具のようなグラスを使ってアルコール量を調整し、自分の体質に合わせた一杯を実験感覚で楽しむ「理科室のバー」、そして占いや相談といった「対話」をメインの体験に据えることで、飲酒よりもコミュニケーションを主役にした空間デザインなど、美大生らしいユニークな視点の案が共有されました。



ワークショップは各グループが描いたスケッチを発表し合う形で終了しました。
参加した木許さん(基礎デザイン学科3年)は、「自分の興味関心が課題解決に繋がるプロセスが面白かったです。今後も継続してこのプロジェクトに関わっていきたいです」と充実した表情。岡本さん(基礎デザイン学科3年)も「お酒には相手の意外な一面を引き出すパワーがあると感じています。その楽しさを広げるデザインを考えていきたい」と語り、講義内容に刺激された様子でした。
こうした学生たちの発想を引き出し、共に未来を模索したいという狙いの裏には、キリンがこのプロジェクトに込めたある「想い」がありました。
この特別講義をはじめとする「GREEN’S FREE ACTION」は、ノンアルコール・ビールテイスト飲料「グリーンズフリー」が掲げる、お酒やノンアルコール飲料のポジティブな価値を広げるための取り組み。目指すのはお酒を飲む・飲まない・飲めないに関わらず、誰もが「お酒の場でつながるよろこび」を感じられる文化の創造です。

本プロジェクトの担当者であるキリンの西川琳太朗さんは「ノンアルコール飲料は『飲めないときの代替品』ではなく、リフレッシュしたい時などに自ら進んで手に取る『前向きな選択肢』でありたい。プロジェクトを通じて、誰もが自然にお酒の場にいられる新しいお酒の文化を皆さんと一緒に作っていきたい」と力を込めます。
では、なぜ美大生なのか。「グリーンズフリー」が着目したのは、既成概念にとらわれず多様な価値をアートという形にしてきた美大生の感性です。
「正解のない問いにデザインで挑む武蔵野美術大学さんの姿勢に、強い親和性を感じました。企業が答えを限定するのではなく、学生ならではの自由な発想を大切にしたい。彼らの視点から生まれるアイデアを、我々も一緒になって形にしていきたいと考えています」と西川さんは続けます。

また、急性アルコール中毒などの飲酒に関わる社会課題や適切なお酒の飲み方に関する講義も。さらに、自分のアルコール体質を視覚的に把握する「アルコールパッチテスト」も実施。

「日頃、自分の適正な飲酒量を知る機会は意外とありません。まずは自分の体質を視覚的に知り、“お酒を飲める人もいれば、飲めない人もいる”という事実を認識すること。それが、誰もが楽しめるお酒の場とは何かを考える、最初のきっかけになると考えています」と、西川さんはパッチテスト実施の狙いを語ります。
まずは違いを知ることから始まった今回の試み。ワークショップで得られた数々の気づきや視点は、今後さらなる議論を経て具体的な形へと磨かれていきます。
キックオフとして行われた「GREEN’S FREE ACTION」の特別講義ですが、本格始動は9月から。武蔵野美術大の若きクリエイターたちは12回の授業を通して、映像やSNS、空間などさまざまな表現方法で「誰もがお酒の場を楽しめる未来」といった課題解決につながるアイデアを創出。さらにはアルコールパッチテストのパッケージデザインも制作も計画されています。
最終的には学内外での展示なども含めて、様々な手法を通じた、対外発信の場が設けられる予定です。

本プロジェクトの指導にあたる造形学部/基礎デザイン学科の清水恒平教授は「こうして実社会の課題に向き合い、具体的なソリューションを考えることは大きな経験になります。後期の授業を通して、社会に対して自ら“問い”を立て、解決に向けたアクションを考えていく姿勢を学んでほしいですね」と語ります。

約40分という限られた時間のワークショップでしたが、参加した学生たちからは既存の枠にとらわれない自由な発想のアイデアが次々と生まれました。
キリンの西川さんは、学生たちのアイデアに刺激を受けた様子で、秋以降の本格制作への期待を語ります。
若きクリエイターたちと共に考え、形にしていく共創プロジェクト「GREEN’S FREE ACTION」。その挑戦が形になる今年12月に注目です。
◆キリン グリーンズフリー「GREEN'S FREE ACTION」の詳細はこちら
そんな“未来の酒場"を、キリンビールのノンアルコール・ビールテイスト飲料「キリン グリーンズフリー(以下、グリーンズフリー)」と武蔵野美術大学の学生たちが共に創り上げるプロジェクト「GREEN’S FREE ACTION」が始動しました。

プロジェクトが目指すのは、「何を飲むか」で生まれる“見えない壁”をなくすこと。2026年4月から、同大の学生たちが授業を通して「誰もがお酒の場を楽しめる未来」を考え、新たな飲酒文化のカタチをデザインしていきます。
4月20日には武蔵野美術大学で、飲む人・飲まない人・飲めない人、みんながお酒の場を楽しめる文化の創出に向けた第一歩目の活動として特別講義が開催されました。
美大生の自由な感性が加わることで、私たちの「飲みの場」はどうアップデートされるのでしょうか。その模様をレポートします。
お酒の場の“当たり前”を変える。美大生が描いた「新しい酒場」の形
東京都小平市にある同大の鷹の台キャンパス。その講義室に基礎デザイン学科や視覚伝達デザイン学科をはじめ、幅広い学科から集まった3年生以上(20歳以上)の学生33名が集まっていました。
グループごとに机を囲み、広げられた模造紙に次々と描き出されているのは…


この日のメインプログラム、「飲む人・飲まない人・飲めない人、みんなが楽しめる“未来の酒場"」をテーマにしたワークショップのアイデアです。
「意見やアイデアを否定しない」といったルールの下、まずは現在の飲み会への不満や理想を付箋に書き出していきます。机を埋め尽くす膨大な付箋には、学生たちのリアルな本音が映し出されていました。

こうしたバラバラの「声」を整理し、自分たちなりの解決策をスケッチに落とし込んでいく学生たち。
その結果、実験器具のようなグラスを使ってアルコール量を調整し、自分の体質に合わせた一杯を実験感覚で楽しむ「理科室のバー」、そして占いや相談といった「対話」をメインの体験に据えることで、飲酒よりもコミュニケーションを主役にした空間デザインなど、美大生らしいユニークな視点の案が共有されました。



ワークショップは各グループが描いたスケッチを発表し合う形で終了しました。
参加した木許さん(基礎デザイン学科3年)は、「自分の興味関心が課題解決に繋がるプロセスが面白かったです。今後も継続してこのプロジェクトに関わっていきたいです」と充実した表情。岡本さん(基礎デザイン学科3年)も「お酒には相手の意外な一面を引き出すパワーがあると感じています。その楽しさを広げるデザインを考えていきたい」と語り、講義内容に刺激された様子でした。
こうした学生たちの発想を引き出し、共に未来を模索したいという狙いの裏には、キリンがこのプロジェクトに込めたある「想い」がありました。
「誰もが楽しめるお酒の場」を、若きクリエイターたちと探るキリンの想い
この特別講義をはじめとする「GREEN’S FREE ACTION」は、ノンアルコール・ビールテイスト飲料「グリーンズフリー」が掲げる、お酒やノンアルコール飲料のポジティブな価値を広げるための取り組み。目指すのはお酒を飲む・飲まない・飲めないに関わらず、誰もが「お酒の場でつながるよろこび」を感じられる文化の創造です。

本プロジェクトの担当者であるキリンの西川琳太朗さんは「ノンアルコール飲料は『飲めないときの代替品』ではなく、リフレッシュしたい時などに自ら進んで手に取る『前向きな選択肢』でありたい。プロジェクトを通じて、誰もが自然にお酒の場にいられる新しいお酒の文化を皆さんと一緒に作っていきたい」と力を込めます。
では、なぜ美大生なのか。「グリーンズフリー」が着目したのは、既成概念にとらわれず多様な価値をアートという形にしてきた美大生の感性です。
「正解のない問いにデザインで挑む武蔵野美術大学さんの姿勢に、強い親和性を感じました。企業が答えを限定するのではなく、学生ならではの自由な発想を大切にしたい。彼らの視点から生まれるアイデアを、我々も一緒になって形にしていきたいと考えています」と西川さんは続けます。

また、急性アルコール中毒などの飲酒に関わる社会課題や適切なお酒の飲み方に関する講義も。さらに、自分のアルコール体質を視覚的に把握する「アルコールパッチテスト」も実施。

「日頃、自分の適正な飲酒量を知る機会は意外とありません。まずは自分の体質を視覚的に知り、“お酒を飲める人もいれば、飲めない人もいる”という事実を認識すること。それが、誰もが楽しめるお酒の場とは何かを考える、最初のきっかけになると考えています」と、西川さんはパッチテスト実施の狙いを語ります。
まずは違いを知ることから始まった今回の試み。ワークショップで得られた数々の気づきや視点は、今後さらなる議論を経て具体的な形へと磨かれていきます。
教室で生まれたアイデアが世の中へ
キックオフとして行われた「GREEN’S FREE ACTION」の特別講義ですが、本格始動は9月から。武蔵野美術大の若きクリエイターたちは12回の授業を通して、映像やSNS、空間などさまざまな表現方法で「誰もがお酒の場を楽しめる未来」といった課題解決につながるアイデアを創出。さらにはアルコールパッチテストのパッケージデザインも制作も計画されています。
最終的には学内外での展示なども含めて、様々な手法を通じた、対外発信の場が設けられる予定です。

本プロジェクトの指導にあたる造形学部/基礎デザイン学科の清水恒平教授は「こうして実社会の課題に向き合い、具体的なソリューションを考えることは大きな経験になります。後期の授業を通して、社会に対して自ら“問い”を立て、解決に向けたアクションを考えていく姿勢を学んでほしいですね」と語ります。
まとめ:デザインが「飲み方」の新しい文化を創る

約40分という限られた時間のワークショップでしたが、参加した学生たちからは既存の枠にとらわれない自由な発想のアイデアが次々と生まれました。
キリンの西川さんは、学生たちのアイデアに刺激を受けた様子で、秋以降の本格制作への期待を語ります。
「未来を担う若者自身が主体的にお酒との向き合い方を考える機会を創出することで、飲む人・飲まない人・飲めない人を問わず、誰もが安心してお酒の場を楽しめる文化を育んでいければと考えています」
若きクリエイターたちと共に考え、形にしていく共創プロジェクト「GREEN’S FREE ACTION」。その挑戦が形になる今年12月に注目です。
◆キリン グリーンズフリー「GREEN'S FREE ACTION」の詳細はこちら
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