オープンAIが開発した「チャットGPT」のロゴ=ロイター

写真拡大

 【ニューヨーク=木瀬武】対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を手がける米オープンAIと米マイクロソフト(MS)は27日、提携関係を一部見直すと発表した。

 オープンAIはMSとの独占的な契約を終了し、他社にもAIモデルを提供することで事業拡大を図る。

 発表によると、MSはオープンAIの主要な提携先であり続け、今後もオープンAIのサービスを優先的に利用できる。ただ、MSは独占的に販売できる権利を失い、オープンAIは米グーグルや米アマゾン・ドット・コムなどMS以外のIT大手にも提供できるようになる。

 両社は声明で「技術革新の急速な進展に伴い、提携関係を進化させる必要がある。AIのメリットを広く提供するため、協業を簡素化する」と強調した。

 MSは2019年にオープンAIに出資し、チャットGPTなどの開発を資金・設備面で支えてきた。代わりにオープンAIのサービスを独占販売できる契約を結んだが、AIを巡る競争が激化し、提携が成長の足かせになる可能性も懸念されてきた。

 両社の発表を受けて、アマゾンのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は「興味深い発表だ。アマゾンでも近いうちにオープンAIのモデルを使えるようにする」と、SNSに投稿した。