◆友達の友達くらいの親近感

 圧倒的な演技力もさることながら、彼女にはもう一つの魅力がある。それは、画面越しでも伝わってくる「親しみやすさ」だ。もちろん志田は誰もが認める美人だが、どこか遠い世界のスターというよりは、「学校のクラスや職場に1人はいそう」と思わせる、体温のある美しさなのだ。

 志田が美人であることは間違いなく、学校や職場にいるわけはない。それでも、志田が演じている役を見ていると、自分自身との共通点を探して、まるで自分事かのように没入しながら作品を見ることができる。

 ビジュアルに加え、彼女の「素顔」も親近感に拍車をかけている。人気声優・松岡禎丞や、人気アイドルグループ・FRUITS ZIPPERのファンであることを公言するなど、オタク気質であることも親しみやすさをより加速させている。まさに友達の友達くらいの親近感を持たせながらも、高い演技力で作品に引き込んでいく。キャラやキャリア、そして表現力の高さがガチっと今、噛み合っていることが「やっぱりドラマ界に必要な人」と思わせているのだろう。

 今後、かつてのように志田に魅了される機会は増えていきそうだ。

<文/浅村サルディ>

【浅村サルディ】
芸能ネタ、炎上ネタが主食。好きなホルモンはマキシマム ザ ホルモン。