●世界14カ国でNo.1を記録『秘密の間柄』
フジテレビの動画配信サービス・FODで独占配信中の韓国BLドラマ『秘密の間柄』。世界14カ国でNo.1を記録し、FOD2025年上半期アジアドラマランキングでも1位に輝いた本作の公開1周年を記念したファンミーティングのため、このほど、チャ・ソンヒョン、チャ・ジョンウ、キム・ホヨンの3人が来日した。

インタビューに応じた3人に、作品への思い、共演者の印象、そしてリアルな恋愛観まで、本音で語ってもらった。

(左から)キム・ホヨン、チャ・ソンヒョン、チャ・ジョンウ 撮影:蔦野裕

○世界的反響で実感したキャラクターへの共感

――まずは、脚本を読んだときの印象から教えていただけますか?

チャ・ソンヒョン:読んでみて、自分とソンヒョンは本当によく似ているなと感じました。だから演じるうえでは、飾らず自分自身をそのまま出していこうと思いましたね。

チャ・ジョンウ:スヒョンというキャラクターは、怒りを抑えるのではなく前面に出すタイプで。よく考えると、感情を直接ぶつけてしまうのは、ある意味不器用さの表れでもあるんですよね。その部分を演技に活かそうと意識しました。

キム・ホヨン:ジェミンは自分とはかなりタイプが違うので、正直うまく演じられるか不安でした。でも周りのサポートもあって、自分なりに試行錯誤しながら、当初自分が思っていた以上に大きな愛を意識して演じることができました。

――世界14カ国で1位を獲得するなど大きな反響がありましたが、その人気をどのように受け止めていますか?

ジョンウ:スヒョンは怒るシーンが多いので、ただ怒っているだけに見えないよう、「怒り」を通して愛情を表現することを意識していました。そこをファンの方たちが受け取ってくれたのが、本当にうれしかったです。

ホヨン:ジェミンの性格って、ファンだけでなく誰が見ても「ちょっとサイコパスじゃない?」と感じるくらいの描かれ方をしているんですよね(笑)。でも、1人の人間として見たとき、誰かを本気で愛すれば誰だってああなりうるんじゃないかと思っていて。そこに共感してもらえているのかなと感じています。

ソンヒョン:ソンヒョンは財力こそ足りないけど、性格はとても良くて。ファンの方からも「本当に太陽みたい」と感じてもらえていると知って、すごくうれしかったです。



○「この人しかいない」と思えた共演者たち

――ダオン役のキム・ジュンソさんも含めて、共演者の印象を聞かせてください。

ホヨン:キャスティングが全員ピッタリだなと感じました。みなさん、役柄のイメージそのままで。

ジョンウ:ジュンソさんはもう「この人しかいない」というくらいダオンにはまっていて。ソンヒョンさんは持ち前の明るさがソンヒョン役にぴったりだと思いました。ホヨンさんは最初、元の性格がわからなかったので「ジェミン役に合うのかな」と思っていたんですが、演技力で完璧に体現されていて、本当にキャスティングが神がかってましたね。

ソンヒョン:初めてジョンウさんにお会いしたのは台本の読み合わせのときなんですが、見た目がかっこいいのはもちろん、声がものすごく良くて。自分が大好きな、低くてかっこいい声で、「なるほど、スヒョン役はこの方か」と即納得しました。ホヨンさんは、まず"すごくきれいな方だな"という印象で、最初はダオン役かと思ったほど(笑)。演技力も非常に高くて印象に残っています。ジュンソさんもきれいでかわいらしいんですが、意外と体格がよくて、そのギャップが面白かったです。

●ダオンをめぐるライバル役、それぞれの“負けない魅力”


――3人はダオンをめぐるライバル同士ですが、「ここだけは他の2人に負けない」という、ご自身の演じたキャラの魅力は何だと思いますか?

ソンヒョン:嘘がないこと、正直なこと、そして太陽みたいな明るさ。この3つは絶対に負けません!

ジョンウ:財力と体力です。この2点は誰にも譲りません(笑)

ホヨン:戦略的に物事を考える頭脳と、愛の大きさ。死ぬことまで考えるほどの深い愛は、他の2人には負けないと思っています。

――もし自分の役以外を演じるとしたら、誰をやってみたかったですか?

ソンヒョン:スヒョンをやってみたいです。怒りの演技がかっこよくて憧れますし、自分にも男らしい部分はあるので生かせるかなと(笑)

ジョンウ:2人ともやってみたいです。ソンヒョンの子犬みたいなお茶目な感じは自分にも通じるところがあって。ジェミンは頭脳派な部分を生かして、スヒョンとはまた違う見せ方ができたかもしれないなと思っています。

ホヨン:私も2人とも選びます。ソンヒョンは自分と似た部分があるので挑戦してみたいですし、スヒョンは自分にはない男らしさがあるので、ぜひ体験してみたいなと。



――逆に、ダオンを選んだ方は誰もいないんですね(笑)

(3人声をそろえて):ジュンソさん以外がダオンをやるのは、ちょっと難しいと思います(笑)

――(笑)。撮影中、ジュンソさんに対して「この人本当にダオンだな」と思った瞬間はありましたか?

ソンヒョン:初めて会った時からダオンそのものだと感じました。

ジョンウ:私も同じです(笑)。最初に見た瞬間からダオンだなと。大学のシーンを一緒に撮ったときも、まさにダオンだなと改めて思いました。

ホヨン:皆さんと同じく、見た瞬間から……なんですが、ジュンソさんは、とにかく「目がとてもきれい」だと感じました。原作で見ていたダオンの目と、ジュンソさんの目が本当に同じで。どのシーンを見ても、毎回ダオンだなと感じましたね。

――逆に「ここはダオンと全然違う!」と驚いたジュンソさんのギャップはありますか?

ジョンウ:エレベーターで一緒に乗るシーンがあって、後ろ姿が映るんですが、ジュンソさんって結構大きくて。背中がしっかりしていて、そこはギャップだなと感じました。

ソンヒョン:似たようなエピソードになるんですが、ジュンソさんが「最近痩せた」と言いつつ、もともとの体格がいいので、そんなに痩せたように見えなくて(笑)

ホヨン:第6話の終盤で、ジェミンがダオンに強制的にキスをして押し倒すシーンがあるんですが、原作のイメージでは華奢(きゃしゃ)なタイプなので「いけるかな」と思っていたら、思ったより押し倒すのが大変で(笑)。それがとても印象に残っています。

――そうだったんですね(笑)



○もし同じ人を好きになったら? それぞれの恋愛観

――役柄と同じように、もしも誰かと同じ人を好きになってしまったら、ライバルに譲りますか? それとも奪いますか?

ソンヒョン:同時期に好きになったなら、迷わず奪います。でも友達がすでに先に好きだったなら、その友達を応援しますね。

ジョンウ:同じく、同時なら奪います。親友なら話し合いますけど(笑)

ホヨン:友達の方が先なら引きますが、同時なら最善を尽くして努力します。ただ、最終的に選ぶのはあくまで相手なので、どうしてもダメなら潔く諦めます。

――では最後に。皆さんから見て、正直ダオンは、“罪な男”だと思いますか?

ジョンウ:罪な男とは思わないですね。3人同時に付き合っていたわけでもないし、法を犯しているわけでもないので。

――日本語で“罪な男”というのは、言葉のまま“何か間違いを犯している”という意味ではなく、「思わせぶりな態度や魅力で人の心を惹きつけて、“恋の病”で相手を苦しめる」という意味なんです。

ホヨン:それならジェミンの立場からすると、間違いなく“罪な男”です(笑)。ジェミンは、ダオンが他の誰かと話しているだけでも嫌で、独り占めしたい気持ちが強い。そう考えると、ダオンはまさに罪な男ですね。

ソンヒョン:ダオンはみんなから愛されていて、ただ自分の気持ちに素直に真っすぐ動いているだけ。自分なら周りを気にせず、全力でアプローチしますよ(笑)