楽観ムードは一巡、中東関連の情報戦に振り回される、ドル円159円台=ロンドン為替概況
楽観ムードは一巡、中東関連の情報戦に振り回される、ドル円159円台=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ドル売りが一服。中東情勢を巡る情報戦が相場の呼吸を乱し、落ち着きのない展開となっている。東京午後には、タスニム通信が「イランは米国が海上封鎖解除の準備ができている兆候を受け取った」と伝えたことで緊張緩和への期待が先行し、有事のドル買いは急速に巻き戻された。ドル指数は一時98.211まで低下し、ドル円も159.11付近まで下押しされたが、この楽観はロンドン入りとともに一巡している。イラン側が依然として米国との直接協議を拒んでいる実態が意識されたほか、NY原油先物が88ドル台から91ドル台へと急反発、「中東情勢の改善期待は時期尚早」との見方が広がり、ドルは再び買い戻される流れとなった。足元ではドル円が159.30円近辺と前日NY終値水準へ戻し、ユーロドルも1.1750ドル前後での揉み合いが続いている。一方、原油高を背景に資源国通貨やクロス円は底堅く、ユーロ円は一時187.32付近まで高値を更新するなど堅調。イラン発の報道に対する米国側の正式な反応と、高止まりする原油相場の行方が目先の注目ポイントになっている。
ドル円は159円台前半での取引。東京朝方の159.46付近を高値に、その後は上値重く推移している。東京午後には一時159.11付近まで急落する場面があった。タスニム通信が「イランは米国が海上封鎖解除の準備ができている兆候を受け取った」と報じたことに反応した。しかし、ロンドン時間には原油が反発、欧州株も軟調に推移と、楽観ムードは一巡している。ドル円は159.30付近まで買い戻しが入った。
ユーロドルは1.17台半ばでの取引。東京早朝の1.1735付近を安値、東京午後には1.1763付近まで急伸。しかし、買いも続かず1.17台半ばを中心に揉み合っている。ユーロ円は187円台前半での取引。ロンドン朝方に186.96付近まで下落も、ロンドン序盤には187.32付近まで高値を伸ばした。その後は前日NY終値187.14付近に戻している。対ポンドではややユーロ売りの動きも、値幅は限定的。独連銀月報では第1四半期から第2四半期にかけて小幅ながらGDPが増加する見込みが示された。
ポンドドルは1.35台前半での取引。東京早朝の1.3499付近を安値に、ロンドン序盤には高値を1.3535付近に伸ばした。足元では買いも一巡し1.35台前半で推移している。ポンド円はロンドン朝方に215.09付近まで軟化したあとは、買いが優勢になっている。ロンドン序盤に高値を215.66付近まで伸ばした。足元では買いも一服している。ユーロポンドは0.8702付近から0.8685付近へと緩やかに軟化している。この日発表された3月英CPIは前年比+3.3%と前回の+3.0%から伸び加速も、市場予想と一致しており、目立ったポンド買いは見られなかった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
ロンドン市場は、ドル売りが一服。中東情勢を巡る情報戦が相場の呼吸を乱し、落ち着きのない展開となっている。東京午後には、タスニム通信が「イランは米国が海上封鎖解除の準備ができている兆候を受け取った」と伝えたことで緊張緩和への期待が先行し、有事のドル買いは急速に巻き戻された。ドル指数は一時98.211まで低下し、ドル円も159.11付近まで下押しされたが、この楽観はロンドン入りとともに一巡している。イラン側が依然として米国との直接協議を拒んでいる実態が意識されたほか、NY原油先物が88ドル台から91ドル台へと急反発、「中東情勢の改善期待は時期尚早」との見方が広がり、ドルは再び買い戻される流れとなった。足元ではドル円が159.30円近辺と前日NY終値水準へ戻し、ユーロドルも1.1750ドル前後での揉み合いが続いている。一方、原油高を背景に資源国通貨やクロス円は底堅く、ユーロ円は一時187.32付近まで高値を更新するなど堅調。イラン発の報道に対する米国側の正式な反応と、高止まりする原油相場の行方が目先の注目ポイントになっている。
ドル円は159円台前半での取引。東京朝方の159.46付近を高値に、その後は上値重く推移している。東京午後には一時159.11付近まで急落する場面があった。タスニム通信が「イランは米国が海上封鎖解除の準備ができている兆候を受け取った」と報じたことに反応した。しかし、ロンドン時間には原油が反発、欧州株も軟調に推移と、楽観ムードは一巡している。ドル円は159.30付近まで買い戻しが入った。
ユーロドルは1.17台半ばでの取引。東京早朝の1.1735付近を安値、東京午後には1.1763付近まで急伸。しかし、買いも続かず1.17台半ばを中心に揉み合っている。ユーロ円は187円台前半での取引。ロンドン朝方に186.96付近まで下落も、ロンドン序盤には187.32付近まで高値を伸ばした。その後は前日NY終値187.14付近に戻している。対ポンドではややユーロ売りの動きも、値幅は限定的。独連銀月報では第1四半期から第2四半期にかけて小幅ながらGDPが増加する見込みが示された。
ポンドドルは1.35台前半での取引。東京早朝の1.3499付近を安値に、ロンドン序盤には高値を1.3535付近に伸ばした。足元では買いも一巡し1.35台前半で推移している。ポンド円はロンドン朝方に215.09付近まで軟化したあとは、買いが優勢になっている。ロンドン序盤に高値を215.66付近まで伸ばした。足元では買いも一服している。ユーロポンドは0.8702付近から0.8685付近へと緩やかに軟化している。この日発表された3月英CPIは前年比+3.3%と前回の+3.0%から伸び加速も、市場予想と一致しており、目立ったポンド買いは見られなかった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
