「味気ない」の声も 県内で増える「簡易駅舎」【徳島】
いろいろな場所で、見慣れた風景が変わったと気付くことが多くなりました。
駅もそのひとつです。
県内では老朽化した駅舎の建て替えに伴い、約2割の駅が簡易駅舎となっています。
JR四国によりますと、2014年度以降、老朽化した駅舎の建て替えが進み、現在、県内で駅舎のある47の駅のうち12が簡易駅舎となっています。
徳島線の阿波川島駅です。
かつては、パンを売る店が入居していたり、駅員も配置されていましたが、利用者の減少に伴い、2010年に無人駅に。
この日、千葉県から同窓会のため久しぶりに地元に帰ってきたという男性です。
(利用者)
「昔ながらの駅だった数年前まで。それが小さいころから馴染んでて懐かしかったけどなくなって」
「同窓会でもその話題が出て、ちょっと味気なくなったとは話していた」
経費削減のために、簡素化されていく駅舎。
利用者が減少しているため仕方ないという声の一方、ふるさとの風景が変わることに寂しさを覚えるという、住民の声も聞こえてきました。
JR四国では、駅舎の建て替えにあたり、解体前には地元自治体に活用の意向がないか確認を行っています。
しかし、自治体が関与したのは、県内では、東みよし町が約1600万円をかけて阿波加茂駅に多目的トイレなどを備えた待合施設を建設した1事例にとどまっています。
JR四国は引き続き、老朽化した駅舎の建て替えを進める方針ですが、やはり変わっていく風景には寂しさを感じます。
