やはり軍師は頼りになる。EX風林火山の勝又健志(連盟)が4月21日、「ZOZOTOWN Mリーグ2025-26」セミファイナルシリーズの第2試合に登板。4回のアガリで着実に点数を稼ぎ、ポストシーズンでの個人2勝目を飾った。

【映像】巧みな軍師・勝又健志が決めた先制パンチ

 序盤から攻めた。当試合は起家から勝又、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、BEAST X・下石戟(協会)、KONAMI麻雀格闘俱楽部・滝沢和典(連盟)の並びでスタート。東1局、勝又は4巡目に一万・東のシャンポン待ちでリーチをかけた。次巡、引き寄せた牌は一万。リーチ・一発・ツモの7800点を完成させた。東1局1本場では、下石と茅森がリーチをかけた中、ドラの1筒をプッシュ。2人に競り勝ち、白・赤・ドラの6000点(+300点、供託2000点)を獲得した。

 全員ノーテン、滝沢・茅森の2人テンパイと流局が続いた後の東4局2本場では、役なしのヤミテンから東をポンして5・8筒のノベタンで待機。親の滝沢がリーチを宣言した後は3・6・9筒の三面張に変化させ、東・赤の2000点(+600点、供託2000点)をアガった。

 一方、南1局では下石の跳満・1万2000点(供託1000点)を親被り。南2局では親の茅森が親満貫・1万2000点をツモった。同点2着目の下石、茅森に5800点差まで迫られた南3局1本場では、下石に1500点(+300点、供託1000点)を放銃。点差を1200点まで縮められた。そんな状況下で迎えた南3局2本場、勝又は配牌で対子だった南をポン。カン七万待ちで構え、親の下石から1000点(+600点)を奪取した。南4局では、3着目からの浮上を狙う茅森が、親の滝沢から1300点を加点。その瞬間、会場がEX風林火山のチームカラーに染まった。

 「いや、もう下手っぴだなと思っています」。試合後、まず勝又は「茅森さんの4000オールの時、アガリを逃しているし…」と南2局の選択を例に挙げて反省。「かなりラッキーに恵まれた一日だったと思っています」と謙虚に語った。

 第1試合はBEAST Xの中田花奈(連盟)が6万点超えの大トップ、チームメイトの永井孝典(最高位戦)が3着だったことで、チームは2位に転落。それでも、この勝利で+414.9ポイントまで巻き返し、首位に9.4ポイント差まで肉薄した。勝又は「ここからはファイナルに向けて、優勝を目指してポイントをちょっとでも積み重ねられるように戦っていきたいと思います」と宣言した。

 「セミファイナルからファイナルへというところに関しては、かなり確率が高いところまで来られたと思います。とはいえ、当然目標は優勝ですから、セミファイナル残り6戦も1つ1つの対局を大事に、チーム一丸となって頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」。個人スコア▲398.2ポイントだったレギュラーシーズンはわずか1勝に終わったが、ポストシーズンはすでに2勝目。2021-22シーズン以来の栄冠に向けて、いよいよ軍師が本領を発揮する。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・勝又健志(連盟)3万4500点/+54.5
2着 セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)3万200点/+10.2
3着 BEAST X・下石戟(協会)3万100点/▲9.9
4着 KONAMI麻雀格闘俱楽部・滝沢和典(連盟)5200点/▲54.8

【4月21日終了時点での成績】

1位 BEAST X +424.3(14/20)
2位 EX風林火山 +414.9(14/20)
3位 TEAM雷電 +210.4(12/20)
4位 KONAMI麻雀格闘俱楽部 +39.9(14/20)
5位 セガサミーフェニックス +31.9(14/20)
6位 赤坂ドリブンズ ▲3.5(12/20)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)