U-19日本代表MF立川遼翔(新潟医療福祉大2年/28年京都内定)は約2年ぶりに代表復帰を果たした。「評価されている部分で嬉しい気持ちが一番」と喜びを語った。

 京都サンガF.C.U-18時代にはプリンスリーグ関西1部で得点王に輝いた攻撃力の持ち主だ。新潟医福大でも初年度から出場機会を得ると、2年生となった今シーズンは北信越大学リーグ1部3試合を終えて大ブレイク中。得点ランクトップに立つ5得点の活躍を見せている。

 19日の東京ヴェルディ戦では30分程度のプレーながら3-1-4-2のシャドーでプレーした。「間で受けてそこからゴールに絡んだり、パスで局面を変えることが自分の仕事。守備でも前から奪いに行くコンセプトでやっているなかで、間を切りながらしっかりボールを奪うことが自分の役割」。普段は柿谷曜一朗氏や乾貴士(神戸)、鎌田大地(クリスタル・パレス)のプレーを参考にしているという。

 今月3日には小学5年生から高校3年生までアカデミーに所属していた古巣・京都サンガF.C.への2028-29シーズン加入が発表された。高校卒業時にはトップ昇格こそ果たせず。守備強度を上げることと、攻撃の強みを生かすために新潟医福大に進学し、古巣帰還の機会を待った。

「ユースから上がれなかったときからずっと見てると言ってもらっていた。キャンプも呼ばれていたし、自分が育ててもらったクラブ。そういうクラブに恩返ししたい気持ちがあった」(立川)。他クラブからの声かけもあったなか、新2年生にして2年後の加入を決断。今後は特別指定選手としてプロの舞台を目指しつつ、大学でも実戦経験を積む。

 加入発表時のクラブのリリースには「柔らかいボールタッチと豊富なアイデアを持ち、ゴール前で決定機を生み出せる攻撃的MF」と特長が書かれていた。自身の持ち味を理解しているからこそ、立川は「守備メインの人が多いサンガで、攻撃で違う強みを出せる自分がいたら面白いと思った」とも語る。

 ひさびさの代表活動では自身の成長と向き合う。「間で受けることはできるけど、ゴールやパスでのアシストは自分の課題。1人で状況を打開できる選手になれなかったらJリーグでも通用しない。守備面ではボールを奪い切ることを意識したい」。21日の関東大学選抜戦に向け、意気込みを口にした。

(取材・文 石川祐介)