神奈川県「消えかけ白線」ゼロを宣言、横断歩道や県管理の区画線 AIで摩耗判定、デジタル技術で安全確保

神奈川県は8日までに、県内の道路で白線がすり減ったり消えたりしている横断歩道と、県が管理する道路の区画線の補修が完了する見込みになったとして「消えかけ白線ゼロ」の達成を宣言した。
県や県警によると、県内の横断歩道は約7万2千カ所、県管理道路(国道の一部、県道)の総延長は約1080キロに上る。横断歩道や区画線は日々摩耗し、県民からは補修の要望を度々受けてきた。効率的に摩耗箇所の特定につなげようと、県は2023年度から県警との連携を始めた。
車両にスマートフォンを搭載するなどして県内全域の道路や横断歩道を静止画で撮影し、人工知能(AI)技術などを使って摩耗度が高い区画線を判定する取り組みに着手。区画線の調査は23〜25年度で一巡しており、県は今年9月末までに補修を完了させる予定だ。横断歩道については22〜24年度に調査が一巡し、管理する県警が25年度末までに、6割以上が消えかけていた約1万4千カ所の補修を終えたという。
一方、市町村が管理する道路(総延長約2万4千キロ)については、補修が市町村に委ねられており完了は未定。県は県警のデータを市町村に提供するなど取り組みに協力していくとしている。
黒岩祐治知事は7日の定例会見で「道路の白線は日々摩耗していく。引き続き県と県警でしっかりとスクラムを組み、県民が安心して暮らせるようデジタル行政で優しい社会を実現していく」と述べた。
