米国生まれの前多愛と黄金世代の鳴川愛里がデビュー戦で予選通過 初賞金の使い道は…
【写真】8回目の挑戦で合格をつかんだ鳴川愛里の14本
6度目の挑戦で合格を果たした23歳の前多は、アマチュア時代を含めてもレギュラーツアー出場の経験はなく、正真正銘のデビュー戦となった。JLPGA会員の証しであるツアーバッジを腰につけ、緊張どころか「楽しい2日間です」と白い歯をこぼす。「ピンポジションも(グリーンの)端が多くて、どこにつけてパターをどう上りにつけるかとか、考えるのがすごく楽しかったです」と夢舞台の華やかさだけでなく、ゴルファーとしてコースを攻略することも楽しんでいる。初日に「76」を喫し、予選通過にはスコアを落とせない状況でスタートした。3バーディ・3ボギーのイーブンで後半17番を迎えると、ティイングエリアでリーダーボードを確認。予選カットライン上にいることを知った。「絶対に落とせない」と気を引き締めて、上がり2ホールはパーで予選突破を決めた。前多にはある“こだわり”がある。それが、登録名のローマ字表記「Meg」だ。プロフィール上では滋賀県大津市出身になっているが、「生まれは米国なんです」と明かす。1歳になる前に日本へ戻ったものの、米国で届け出た正式な名前である「Meg」で登録。「あいと呼ばれることも多いですが、ローマ字表記のMegも多くの人に覚えてもらいたい。たくさん活躍して知ってもらえたら」と、知名度向上への思いも口にした。初賞金については、「両親が来ているのでおいしいモノを食べたり、どこかに出かけたい」と親孝行に使うつもりだ。一方、8度目の挑戦で合格した鳴川は1998年生まれの遅れてきた“黄金世代”。2023年と25年の「日本女子オープン」に出場経験があり、25年は予選を通過して賞金も獲得している。“デビュー戦”という感覚は薄いが、それでもJLPGA会員の証しである名前入りツアーバッジを腰につけてのプレーは誇らしい。初日は強風の中、スコアを崩して「79」の99位タイと出遅れたが、2日目はアウトのトップスタートで「気持ちよく攻めました」と4バーディ・1ボギーの「69」で回り、滑り込みで決勝進出を決めた。今大会出場に備えて、2週ほど前にコースを視察。「その時はグリーンが硬くて速かったので、手前から攻める作戦と、グリーンで止められるように高いフェードボールの練習をしてきました」と予習が結果につながった。岡山県出身の鳴川は、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)会員の母・鳴川章恵の影響で10歳からゴルフを始め、地元の操南中を卒業後、県内のゴルフ場でアルバイトをしながらプロゴルファーを目指した。ちなみに母・章恵は、レギュラーツアー10試合に出場しているが全て予選落ち。母のかなえられなかった予選通過を決めた。初賞金の使い道は「今季の試合のために貯金ですね。今までの分たくさん稼ぎたい」と話した。2人の“初任給”ともいえる賞金額がいくらかになるかは、残り2日次第となる。(文・小高拓)
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