【大阪杯】レーベンスティール 真価発揮だ 田中博師は精神面の成長実感 悲願のG1制覇へ万全仕上がり
「大阪杯・G1」(5日、阪神)
中山記念で完勝し、勢いに乗るレーベンスティールは2日、滞在中の栗東で最終リハ。栗東CWで馬なりながら、スピード感たっぷりの動きで好調をアピールした。これまでG1では8、8、12着と振るわなかったが、精神的にも進境を示し、中間の調整も万全。重賞5勝と実力は確かな6歳馬が、今度こそ悲願のビッグタイトルをつかみ取る。
悲願のG1制覇を狙うレーベンスティールは栗東CWで単走追い。折り合いながら落ち着いた脚取りで直線に向くと、推進力あふれる伸びやかなフットワークで6F80秒9−36秒1−11秒3を計時した。田中博師は「無理せずいい内容でした。すごく軽くなっているなという印象で、今回は一貫して動きがいい」と充実ぶりに上々の評価だ。
これまでに手にした重賞タイトルは5つ。非凡な瞬発力は間違いなく一級品だが、同時に気性面の危うさと常に向き合ってきた。ただ前走の中山記念ではピタリと折り合うと、最後はうなるような手応えで突き抜けて快勝。他馬をまるで寄せ付けなかった走りに「力みが少しずつ修正できていると感じてはいたけど、競馬で現れたのは初めて。中間の調整、そしてこの勝利は、この子にとってとても大きい」と確かな成長に深くうなずいた。
中間は2走前のマイルCSでの失敗を踏まえ、昨年のしらさぎS以来2度目の栗東滞在を選択。その前回は7着と結果こそ出なかったが「あの時は落ち着きはありましたが逆に覇気がなかった。仕上がり不足だったかな。その経験も今回に生きている」と得たものは大きかったようで、「環境にも早く慣れて落ち着いています。走りの力みがなく、調教へのストレスがなくなっている」と今回は万全の仕上がりだ。
強敵が集結した春の仁川。田中博師は「条件は向くと思っていますし、ここにきて満足のいく状態で送り出せそう」と闘志を燃やす。機は熟した。今度こそG1の舞台で輝いてみせる。
