公園を車で暴走…ドリフトか?一時の快楽で逮捕された男の行為の代償は 泥には証拠となるタイヤの痕(山形・山辺町)【2025年度話題の記事】
【これは2025年度話題の記事を再掲載したものです。公共の場所を安易に荒らした代償を、考える事件でした。】
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去年の4月、衝撃的な画像が日本中を駆け巡りました。
住民の憩いの場である公園を車で荒らし、そのあまりの痕跡に「ドリフトしたのか?」と全国的なニュースになった暴走事件。逮捕された男が公園を荒らした際に使用した車両は、白のRV車でした。
※画像提供 山形県警
これが、男が乗っていた車です。かなり大型の車であることがわかります。この車で公園に入り、強引に走り回ったということです。
しかし男は逮捕され、おそらく暴走時は想像もしていなかったであろう「代償」を支払うこととなりました。
■とんでもない事件
去年4月、山形県山辺町の公園内を車で走り回り芝の地面を荒らしたとして、9月30日、天童市に住む22歳の会社員の男が逮捕されました。現場の公園はおよそ5か月がたった逮捕時も、その痕跡が残されていました。
器物損壊の疑いで逮捕されたのは天童市山口の会社員の男(22)です。
男は去年4月13日から23日までの間に、山辺町の「大寺ふれあい公園」の芝を荒らし、およそ200万円の損害を与えたとされました。
男は公園内で車を、いわゆるドリフトともとれる乱暴な走行をさせていたということです。
■町の衝撃的な投稿で発覚
これは、山辺町の公式SNSの画像です。これが、ネット上に拡散され注目されました。
「公園はみんなの場所です」「マナーを守りましょう」こうした町が発した文言からは、明らかに落胆と怒りが感じられました。
■地面が大きくえぐれていた
当時撮影されたドローンによる公園の写真では、芝の地面が大きく8の字を描くようにえぐれているのがわかります。※町提供
この公園は桜の名所としても知られ、近所の人の憩いの場であり、子どもたちの遊び場だったといいます。その場所が、まるでレースのオフロードコースのようになってしまったのです。
■公園に行ってみて言葉を失った「ひどさ」
上空から撮影された画像に驚いた我々。TUYは事件直後の現場に急行し、公園を撮影していました。現場に行った記者は、あまりの状況に言葉を失ったと言います。・・・楽しかったのでしょうか。このようなことをして。
■タイヤで強引に荒らされた芝生
冒頭でご紹介したRV車がこの公園を暴走していたかと思うと、相当な迫力だったことがうかがえます。ケガ人などが出なくてよかったとも思います。
■現場にはタイヤパターンが残っていた
当初からドリフトのような走行をしていたとみられていたこの暴走行為。事件直後の現場写真には、実ははっきりとタイヤの痕跡が残っている写真がありました。
これはタイヤに付着していたであろう泥と思われる画像。形をよく見てみると・・・男はRV車に乗って暴走していましたが、その状況と合致しています。
さらに、公園内をよく見ても、タイヤパターンが分かる痕跡がそこかしこに。これは逃げられるわけはない、と思ったものです。
山辺町からの被害届を受けた警察が調べを進めたところ、聞き込み捜査や情報提供などから男が関与している疑いが強まり、警察が男を逮捕したといいます。
わかりやすい痕跡が多くあったとしても、裏付けは相当難しく慎重さが必要です。数か月たっての逮捕は、警察のお手柄と言っていいのではないでしょうか。
逮捕された男は容疑を認めました。
■半年後も芝は・・・
佐藤真優アナウンサー「山辺町の大寺ふれあい公園です。全面芝生だった公園に土を入れて暴走行為でできたデコボコを整えました。しかし、今も芝は生えそろっていません」
町は事件後に整地工事を実施。そのため、ある程度芝がないのは仕方ないのですが・・・それでも暴走行為がなければこのような状態にはなっておらず、半年後の現場も残念な光景でした。
■「ほっとしている」
「(事件発生)当時は憤りと不安が続いていた。容疑者が確保されて、少しほっとしている」当時そう話していた町の担当者。
「安全安心がこれからも重要。防犯カメラの設置や防護柵の補強などの対策を検討していく」として、今後もこのような行為を許さなとの姿勢を示しました。
町は公園内に車が入れないよう、車止めを設置するなどしました。これだけ騒ぎが大きくなり、逮捕という大きな代償を支払うことになった男。今は何を思うのでしょうか。
