希望者が増える一方で「単価が下がった」…海外出稼ぎ風俗嬢の“現状”をリクルーターが語った

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昨年から起きていた“異変”

昨年から世間を騒がせている海外への出稼ぎ売春。“案件”と呼ばれ、数日から数週間でかなりの金額を稼ぐことができるという話や、“ドバイ案件”のようなヤギと性行為をするといった真偽不明の噂話が出回り、一般にもよく知られることになった。

「売春をするという理由で、日本人の若い女性の入国審査が厳しくなったと聞いています。本当に売春目的で渡航する人の割合はかなり少ないですが、一般旅行客まで入国目的をしっかりと聞かれ、人によっては質問攻めにされるとも聞きました」(全国社会部記者)

“ドバイ案件”など、海外出稼ぎ風俗での過酷な体験談がメディアで盛んに報じられたのが昨年の春。1年が経ち、海外出稼ぎ売春には“ある変化”があったという。数年前にリクルーターとして日本人の女性を海外に紹介し、現在でも出稼ぎ事情に詳しい男性が語る。

「当時、私が案内していたのはマレーシアのDC(デートクラブ)系のデリヘルです。ホテル内で性行為をするだけの60分4万円、180分7万5000円、10時間11万円のコースのほか、お酒やご飯を楽しんでからホテルへ行くコースもあります。こちらは6時間9万円、12時間14万円で案内しています。ただ、私は募集しているだけなので、現地ではコースの垣根は曖昧なようです。

基本的な条件として、酒が飲めることが最優先です。軽い接待のように、最初はお酒を飲みながら楽しんで、そこで気に入ったら別室に行くという流れ。日本で言うところのキャバクラと風俗がセットになったようなイメージです。他の国でもほとんど同じような流れになります」(以下、「 」はすべて元リクルーター男性)

海外の出稼ぎ風俗としては女性が部屋に常駐して訪れる客にサービスをする“置屋”形式の店も一般的だが、治安が悪い場所が多く客単価も下がるそうだ。

希望者が多すぎた

また、リクルーターが女性に求める条件としては、「日本人らしく、素人のような感じの女性が好まれます」という。

日本人女性が好まれる理由としては、ある程度の接待能力があり、現地の売春をしている女性と違い“上品”だからだという。多くの国で「売春をする女性」といえば、街角に立っていてもわかりやすいように露出度が高く、体のラインがあらわになる服装をしている。日本人の場合は一般人と同じ服装や髪型をしている女性が多いので、海外では新鮮に見えるらしくウケがいいようだ。ただし「最近は出稼ぎの希望者が多くなりすぎ、単価が下がりました」とのこと。

「昔だと10日で120〜130万円以上は確実に稼げていたみたいですが、今はそこから2〜3割程減ったように感じます。最近は『出稼ぎをするなら、単価の高い海外がいい』といった理由で多くの人が希望しているからです。

『風俗でお茶を挽く(指名客がつかず暇になる状態のこと)くらいなら、海外で確実にお金がもらえるほうがいい』『出稼ぎでよくわからない遠くの県に行くのと、知らない国に出稼ぎに行くのは同じ』なんていう女性が多数来ているようです」

国内の風俗では、1日で10万円以上稼げるのは一握りだ。日本と比べて、マレーシアでの出稼ぎの待遇はいまだに良いといえるだろう。日本の風俗と差別化して高単価の客相手の女性を確保するために、交通費と衣食住のほかにも最低限の保証があるという。

国内ではありえないハードなプレイも

だが、リターンが高いということはリスクも高いはず。世間を騒がせているヤギとの性行為等、想像を超えるようなプレイがあるのだろうか。このリクルーターは動物との行為については否定的だった。

「私はマレーシアを担当していましたが、東南アジア系だと動物系の話は少ないです。家畜として飼っているオス豚の性器を舐めるといった話なら聞いたことがあります。ただ、動物との性行為となると、聞いたことがないので真偽不明です」

一方で「国内では滅多にないようなハードなプレイはある」と明かす。

「頻繁に行われているのは、薬物を摂取しての性交です。薬物が簡単に手に入るどころか、そもそも取り扱っている人が顧客だというケースも多いので、基本セットのような扱いになっています。女性側が拒否しても海外なので断れず、そのまま薬漬けになってしまうとも聞きます。人によっては日本に戻っても薬物依存が抜けない人もいます」

今では一般的になりつつある「海外出稼ぎ」。日本と比べて単価の高い仕事があることは確かなようだ。しかし、格段に治安の悪いエリアでの売春になるため、犯罪に巻き込まれる可能性もあるし、実際に巻き込まれた場合は、助かる術はない。

昨年12月にも「高給の仕事がある」との誘いでカンボジアに渡ったという中国人女性インフルエンサーが、路上でボロボロの変わり果てた姿で発見されたばかり。精神的にも不安定な状態で検査の結果、複数の薬物の陽性反応があったという。

この女性の場合、生きて発見されただけまだよかったのかもしれない。海外では人知れず姿を消したとしても、誰にも気づかれない可能性のほうが高いのだ。

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取材・文:白紙緑