宮澤エマ、浅香航大、北山宏光が登壇!3月30日(月) よる11時6分スタート◆「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」記者会見レポート
◇登壇者よりご挨拶
宮澤エマ(金沢アサ 役):
今までにも舞台・ドラマ・映画を通して、数奇な人生といいますか、とてもとてもつらい目にあう女性の役をたくさん演じてきましたが、私史上No.1の、本当になかなか残酷な運命を背負った女性を演じさせていただいております。 今日こそは泣かないんじゃないかと思って現場に行くと、今日も泣いたなと言って帰るような(笑)、そんな撮影の日々が続いていますが、ただただ悲しい涙だけではなくて、嬉し涙だったり、驚きの涙だったり、虚無の末の涙だったり、こんなにも涙に種類があるのかというぐらい、とてもドラマチックなシーンがたくさんある作品。演じていて「こんな表情をしたことないな」「こんな感情になったことないな」という驚きの連続の作品になっています。 とても衝撃的なタイトルで、皆さんきっと質問もいろいろあるかと思うのですが、今日はお時間が許す限り、見たこともないような衝撃作について、楽しくお話していければいいなと思っています。 本日はよろしくお願いします。
今まで様々な役をやらせていただいて、クズだったり最低な男というのは板についてきたかなと思うぐらいではありますが、おそらく今回の役が僕も過去イチ最低なクズな男になるんじゃないかなと…いろんな思いを抱えながら撮影の日々を送っています。この作品が世に放たれて、どんなリアクションが返ってくるか、期待もあり不安もあり。ちょっと複雑なプレッシャーを抱えながらの日々にはなっていますけど、撮影の現場はとても楽しく和気藹々と、充実した日々を送れてると思うので、早く皆さんに見てほしいなと思います。 本日はよろしくお願いします。
北山宏光(緒方誠士 役):
テレ東さんとは、なかなか長いお付き合いをさせていただいているんですが、夜11時台が初。だいたい僕は深夜でたくさん血が出るようなものをやっていたんですが(笑)、僕は今回過去イチ人に優しく寄り添う役ということで、皆さんからどのような反響があるかなと。あとやっぱりタイトルも、かなり攻めておりますので、その辺も皆さんのリアクションが今後気になっていくなと思っております。 今日はよろしくお願いします。
◇代表質問
Q.出演が決まった時の感想と、自身の役について、演じるうえで大切にしているポイントは?また宮澤さんは、本作がドラマ初主演になりますが、改めて今の率直な気持ちをお聞かせ下さい。
宮澤:最初にお話をいただいた際には、まだ台本がない状態でしたので、原作の漫画を読ませていただきました。 漫画はタイトルが逆で、『DINKsのトツキトオカ 「産まない女」はダメですか?』なんですが、DINKs =Double Income No Kidsの夫婦が子供を持たない選択をしているのにも関わらず妊娠してしまって…という、そこの物語の面白さに引き込まれました。ただ、そもそもこの子供を持つ持たないっていうテーマ自体が十人十色。人の数だけ答えがあって考え方もあるテーマなので、どうドラマ化するのかということと、初主演ということで、一体その責務を私は全うできるのであろうかというプレッシャーで、正直お引き受けするまでに、たくさんたくさん悩んで…。プロデューサー陣や監督とも話し合いの機会を設けさせていただいて、“なかなか踏み込みづらいテーマだからこそ、フィクションというエンターテインメント性を持つことによって、意見の交換を促すようなきっかけにしたい”という、熱い思いをお話いただきました。テーマがテーマだけで面白いというのもはばかられることなんですけど、私が漫画を読んだときに、怖いんだけどそのおどろおどろしさに見るのをやめられない、どうなっちゃうのかが知りたい、どういう決断を最終的にアサが下すのかを知りたい…という思いで、読み進めるスピードもすごく早かったので、その感覚を再現できたらいいなと、お引き受けして、今、怒涛の撮影の日々です。舞台で初めて主演を務めさせていただいたときも、とても悲劇的な女性だったんですけど、つらい目に遭うのが似合ってるって思われてるのかなというぐらい(笑)、今回はとことん過酷な運命と戦わさせていただいています。
浅香:哲ちゃんという役をお引き受けするというのは、かなり強烈な役ではあるので、本当に覚悟が必要だなと思いました。哲ちゃんというのは、切り取り方によって様々な一面を持っていて。狂気だったり、クズという一面を見せるときには、かなり痛烈な言葉や表現のシーンが多いんですけれども、印象的に描かれることが多いとはいえ、そのシーンを演じる上ではちゃんと文脈を持って、その役の文脈の中で演じるということを大切に演じてはいます。
北山:支えるところももちろん大事なんですけど、なぜ支えるのか?というところだったり、もちろんアサの表情などを見ながら、そういうの敏感に感じる動きをしていきたいなと。自分の中でもちゃんと傷ついた過去があったからこそ人に優しくできるという、そんなところがにじみ出るような緒方にしていけたらいいなと思いながらやっております。
Q.本作は、「あえて子供を持たない」という選択や親との深い葛藤といった、現代社会のリアルなテーマが描かれている一方で、夫の狂気的な裏切りから始まる衝撃的な展開も待ち受けています。この非常に振り幅の大きい台本を最初に読んだ時の感想は?
北山:(過去に出演したテレ東のドラマと比較すると、今回は)血が出ない(笑)。前回は大量の血のりとかだったんで…。DINKsという言葉を知らなかったんですけど、これが刺さる人には、とってもリアルな作品になっていくんじゃないかなっていうのもあります。過去に僕が演じたものよりも、よりリアルに落とし込めていけたらいいなというのが(台本を読んでみての)感想でしたね。
宮澤:率直に「どうしよう」って思いました(笑)。と言いますのも、漫画の中で描かれているアサは、今回のドラマ版と比べますと、もう少し自分の生き方に対して確固たる自信を持っていたり、子供を持たない女性として生きていくことに対して、とても強い信念があるキャラクターとして描かれていて。迷いはたくさんあり、葛藤もたくさんあるんですけど、そこに至るまでの決断に対してかなり芯がしっかりしていて、ブレるという描写があまりないという印象を持っていました。でもドラマ版の中でのアサは、より彼女のバックグラウンドや家庭環境を掘り下げたことによって、アサ自身の自己肯定感が少し低いところから、彼女のキャラクターが形成されているなと伺えるような部分も多いですし、哲ちゃんとの関係性も漫画より共依存的な関係性といいますか。第1話ではすごく幸せなDINKsを謳歌している夫婦に見えるんですけど、それは多分幸せな結婚生活が続いているがゆえに、とても自信満々で、夢に邁進して、生き生きしているアサから始まるからで。そこから運命のいたずらといいますか、夫による裏切りによって、アサ本人すら知り得ない自分が出てきたり、本来は考えなくていいと思っていた蓋をしていたことが、どんどんかさぶたが剥がされるかのように、ある意味“心の流血”が続くので、そこをどう演じていくのか、「わかんない。 どうしよう」と気持ちが強かったんです。でもいざ演じてみて、「こういうことだったんだ」と、どんどんどんどんお二人との関係性を作る中で、自分の中だけのアサが生まれてきた感覚があって。エンタメ性と社会問題への切り込み方が、絶妙なバランスだなって今思っています。
浅香:本当にセンシティブな内容を扱うことになるので、読んでみて、正直これをテレビドラマとしてエンタメに昇華できるのだろうかという不安とプレッシャーをまずは抱きました。それと同時に、台本の構成やセリフの小気味良さというか、奇妙な面白さというのがすごく魅力的で、斬新だなと思いました。哲ちゃんの狂気や衝撃的な展開が、レンジの広さだったりコントラストが強ければ強いほど、普遍的なリアルなテーマを浮き彫りにしていく。作品が話題になれば、お客様にも届いて、ご覧いただいた方の視野が少しでも広がるきっかけになればいいなという思いで、僕は哲ちゃんという役を大胆に演じようと決めましたね。
Q.本作には、現代ならではの「正解のない悩み」や、運命を左右する「衝撃の選択」も数多く描かれています。演じる役のキャラクターに共感できる部分や、逆に「自分ならこうするのに!」と思う部分はありますか?
浅香:(苦笑)共感は本当できませんよ、僕の役は!これははっきり言わせてください!
宮澤:よく引き受けてくださったなって。見たことないです、こんな浅香さん。すごいですよ、本当に!
浅香:そうですか(笑)。共感はできないですけど、アサと意見が食い違ってるシーンをやっていると、普通の感覚だとやっぱアサに引っ張られるんですよ、気持ちは。本来だったら寄り添いたくなるはずなので、気を抜くとちょっとそういう気持ちになっちゃうんですけど、僕は哲ちゃんだからと思いながら、「今アサに引っ張られすぎてないですか?」と監督にちょいちょい確認しながら、本来はそういう気持ちだよなって思ったり。そういう葛藤は常に現場にはありますよね。
宮澤:哲也の裏切りが判明してからのアサの反応だったり。私は割と思ってることが表情に出るタイプなんですが、アサは、あまり理想的ではない家庭環境で育ったこともあって、とっても表情をコントロールしてあまり表に出さない人物として描かれているので、演じていて、私だったらここでもう、離婚届バーン!「さよなら!」って言うだろうなと、沸点が低いところがいっぱいあるんですけど…。
浅香:俺も思いますよ!早く別れた方がいいって!
宮澤:ずっと言うんですよ、「アサ早く別れたほうがいい」って。「ごめんね、まだ別れられないんだよ」と(笑)。そんな、ちょっともどかしく感じる瞬間もあったんですけど…多分みんな頭の中では、こうありたい自分ってあると思うんです。自分はこういうことを信じてて、こういうシチュエーションになったらこういうことを言う…そういう人でありたいって。でも実際そのシチュエーションになったとき、意外にその一言が言えなかったり。「あのときああ言えばよかった」とか、ちょっとフリーズしちゃってうまく言葉が紡げなくて、本当はこう思ってたのに言えなかったとか。そういう瞬間って皆さんもあると思うんですけど、それが特にアサの場合は、なかなか思ってることが上手に言葉にできなかったり、表情に出なかったりということがあるんだなと。演じながら、アサとは全然違うと思っていた自分の中にも、意外に「その場を崩しちゃいけないからこういうこと言ったな」とか、お付き合いしてる人とか近しい人に対してでも遠慮ってあるよな…というのは思いました。
北山:「大丈夫ですか?」というセリフが、とっても多いんですよ。 だから本当に人の表情とかを、とてもキャッチするんだろうな、緒方…と思ってたんですけど、思い返すと僕も結構人の表情とかを見て、「今日なんか機嫌悪いのかな」と思ったりするので、そこら辺はちょっと共感できますね。ただ緒方はやり過ぎというか、優しすぎというか、「どこまで入ってくるんだろう」というか。そこは僕とちょっと違うかなと。
宮澤:でもメロいですよ、すごく。新しいヒーロー像というか、“颯爽”みたいなことじゃないからこそ、アサにとってはこうやって寄り添ってくれる人こそがヒーローというか。昨日もカッコよかった!
北山:ここぞという「大丈夫ですか?」(笑)。その人の表情だったりは僕も気にする人ですけど、そこからまたグイグイと、悪気ないのにどんどん面倒を見てしまう、ここもここも気になって…という行動力は、僕は違うかなと思います。
◇フリップトーク「〇〇はダメですか?」
本作では、周囲の価値観や何気ない言葉に揺れながらも、それぞれが自分なりの思いや選択と向き合っていく姿が描かれています。ドラマのタイトル「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」にちなみ、登壇者の3名がふだん感じている「これってダメですか?」「こういう自分ってアリですか?」という問いをそれぞれフリップで発表!
▼宮澤が出したフリップの回答⇒【ズボラってそんなにダメですか?】

宮澤:ズボラなんですよね!
浅香&北山:(「え?そうなの」「全然そんな感じしない」など驚きの反応)
宮澤:この反応をいただくことが多いんですけど、本当に私の部屋には誰もあげられない!こういう撮影期間中は、早く帰って早くお風呂入って早くお酒にたどり着きたいので、靴下とかはフワアァァァ…みたいな感じでそこにいますし(笑)。このテーマをいろいろ考えてて、昨日も現場で聞いたんですけど…靴下って皆さんどのタイミングで捨てられますか?私は穴が開いたら捨てどきだと思ってるんですけど、3カ月に一遍変えるとか。
浅香:1年に一遍ぐらいじゃないですか。僕は下着も靴下も全部同じなので、1年ぐらい経ったらまた新しく買って、古いのは捨てる。 掃除に使ったり。
北山:あ、いや…捨て…てない。 だから靴下めっちゃ増えてる!靴下を入れる籠がパンパンで。
宮澤:(笑)わかります!調味料の賞味期限とか気にされますか。
北山:この間、冷蔵庫を開けたらほとんど切れてた!だからすごく捨てたの。
浅香:(宮澤に「絶対(賞味期限は)切れてないでしょ」と言われて)いや…そうですねぇ。すぐ捨てちゃいます。気になっちゃうんで。
北山:2カ月醤油過ぎてるわ、いけるわ!…じゃないんだね。なんか……ごめん。
浅香:いやちがう(笑)!この流れで僕も発表していいですか?僕も近いんですけど…(とフリップを出す)。
▼浅香が出したフリップの回答⇒【甘えちゃダメですか?】

浅香:現場で僕は「こだわりが強い」とか「食生活に気を付けてる」と思われがちなんですけど、全然そんなことないです!
北山:いや、いまんところまだ思ってるよ!
宮澤:いやちょっと待って!それは違う(笑)
浅香:いやだから、とある日の僕の食を聞いてください!ちょっと前ですけど、連日の撮影がハードで、やっと翌日ゆっくりだなっていうときの夜は、いろいろ溜まってたので、夜中12時ぐらいにラーメン店へ行って、ラーメン食べて、ライス食べて、ちょっとお酒飲んで、帰りにまだちょっと落ち着かないなと思ったので、コンビニ行ってアイスを爆買いして、1個食べ、2個食べ、まだいけると思って3つ食べましたよ!
宮澤:だから反動なんですよ、普段の。(回答の)“甘えちゃダメ”ってどういうことなんですか(笑)
浅香:だから“自分を甘やかしちゃダメですか?”みたいな。
宮澤:(甘やかして)いいよねぇ!
北山:ストレス溜まるのが一番よくないんだから。
浅香:そうですよね。だからそういうふうに思われてるんですけど、僕は全然そんなことないですよっていう。
北山:でも“とある日の1日”だけでしょ。そんな…(優しい声で)頑張らなくてもいいんだよ。
宮澤:じゃあ甘えていきましょう。差し入れいっぱいいれるね(笑)。私たちは好きなアイスクリームの味(の話)とかでね…でも全然入ってこなかったから、多分普段食べてないんだと思います。
北山:マカデミアナッツとか美味しいんだよね(笑)。だから僕もちょっと近いかもしれないなぁ…(とフリップを出す)。
▼北山が出したフリップの回答⇒【茶色いだけじゃダメですか?】
Ⓒ「産まない女はダメですか?」製作委員会
北山:僕、茶色い食べ物が大好きで。生姜焼きでしょ、ハンバーグでしょ、カレーでしょ、焼き肉でしょ…全部茶色なのよ。から揚げとか最高!だから「甘えちゃダメですか?」に近いね。こんな俺ダメですか?
宮澤:でも撮影中はストイックというか。あんまりお昼とかも食べないって。
北山:1日1食とかかな。 だからその反動で夜にカレーライスとか。夜ごはんに命をかけてるから、サラダとか無視(笑)。
浅香:(僕と)一緒じゃないですか!
宮澤:無理しすぎなんじゃないのかな。3食普通に食べてたら、そんな茶色だらけにならないですよね。
北山:確かにそうだ。3回の選択肢あるからね。1日1回だから全部茶色くなっちゃう…そうだ!ありがとうございます!
◇記者質問
Q.これまでの撮影で特に印象深かった撮影シーンを教えてください。
北山:僕自分の子供の凪咲ちゃんと最初に公園のシーンを撮ったときに、「なんてかわいい子がこの世の中にいるんだ!」と思うぐらい、本当にかわいい子で。その子がパタパタと僕んところに寄ってきて、裏とかでも挨拶してくださって。その後「よろしくね」って言ったら、またお母さんが来て「もうちょっと話してもらえませんか?」とメイク中隣にずっといて。そこで他愛もない話をしてる時に、ものすごく僕の父性が…メロメロになっちゃって!その子とのシーンがまたね、とってもいいシーンだったなと。あれ天才だね。よく見つけてきたぐらいの天才。
宮澤:本当に「よーい!」の瞬間にパッと切り替わって。さっきまで「え~あと何回~?」とか言ってたのに…完璧でした。
北山:素晴らしかった…会いたいです(笑)
宮澤:個人的には私の初舞台から一緒で、仲良くさせて頂いている皆本麻帆さんが、私の同僚・青田を演じているんですけど、初舞台以来こういう形の共演がなかったので、一緒にちょっとずつ仲良くなっていくっていうのがすごく印象深いです。最近撮ったシーンだと、さっきの話とかぶるんですけど、哲也が自分がしてしまったことを、ついにアサに言ってしまうシーン。本で読んだときは、なぜこの会話が運ばれるのかがわからない…というか、哲也の気持ちもわからなければ、アサの反応もわからないと思っていたので、正直撮ってみるまでどうなるかがわからないなと、不安な気持ちで現場に行ったんですけど、始まる前に浅香さんともいろいろ話して、「哲也ってこういう気持ちなんじゃないかな」って言われたことが、もう青天の霹靂みたいにびっくりするようなことで。それは多分、哲ちゃんをずっと演じてこなければわからない、哲也に対する解明度の深い解釈で、そこから生まれたアサの感情も、宮澤エマだったらあり得ないような気持ちが生まれて、哲也に対してアプローチができたので…。2人にしかわからないことって、閉ざされたドアの向こうで何が起きてるかってわからないなと。まだ撮影して1カ月ですけど、積み上げてきたものがあったからこそ、この哲也とこのアサだったら、こうなりかねないんだなということが、おのずと生まれてきた瞬間があって、それはすごく印象深かったです。
浅香:僕もそれがパッと浮かんではいたんですよ。 面白かったですよね、あのシーンは。演じていて本を超えたなって感じがしましたよね。他でっていうと――。
宮澤:見てる方がいっぱいありますよ。第1話で素晴らしい歌声を聞く瞬間があるんですけど、あのシーン、連続でいっぱい撮ってたもんね。衝撃的映像が1話の最後のほうに流れます。 歌声とともに新しい何かを、見ちゃいけない何かを見てるような。どんな気持ちだった?
浅香:哲也は必死なんですよ。アサを傷つけたり怖がらせたいという気持ちは一切ないので。もちろんそれはズレてますけどね、社会的に。でも哲也の中では、愛と呼んでいいのかわからないですけど、思いの強さから起こした行動っていうのが基本的な構造にはなってはいますし。それで言うと、これもだいぶ先のシーンですけど、トルソーが出てくるんですよ。そのシーンも元々トルソーが出てくる本じゃなかったんです。でもいろんな方のご意見とか、ディスカッションの末、おそらく監督が提案してくださったんだと思いますけど、トルソーが出てきてて…なんか…トルソーを愛してしまう気持ちが何となく僕はわかりました(笑)。
Q.衝撃的な題名ですが、最初にどんな印象をもちましたか?
浅香:このタイトルは、男性と女性で受け取り方が違うと思うんですよ。女性は主観的に捉えることできると思うんですけど、男性はどうしても産むことはできないので、なかなか自分ごととして捉えることが難しいと思う。だから僕は男性にこそ、見てほしいなと思いますね。
北山:最初このタイトルを見たときに「うわ、とっても攻めたタイトルだな」ということと、DINKsという言葉も知らなかったので、どういうことなのかなって、とても興味を引くタイトルなんじゃないかなと思いました。読んでいくうちに、男性としては、こんなに男女によって考え方が違うんだなと…。だから理解をどう深めていくかというのは、作品通して、もう1回向き合っていくというか、そういうきっかけになればいいなとは思いましたね。
宮澤:「テレ東!」って思いました(笑)。漫画は逆なので、『DINKsのトツキトオカ 「産まない女」はダメですか?』のインパクトと、「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」では、与える影響も違うと思うんです。でもある意味逃げないというか…センシティブなテーマだから気をつけて喋らなくてはいけないし、あまり踏み込んだ会話をすることが難しいテーマになりがちだからこそ、真正面から勝負するという気概も感じます。 けど自分の初めての主演ドラマのタイトルが「産まない女はダメですか?」になるとは、もちろん想像したことはなかったのでびっくりしましたし、これを背負っていろんなところで「見てください」っていうときに、それだけの覚悟を持っていなくてはいけない作品になるなとは思いました。
◇番組を楽しみにしてくださっている皆さんへメッセージ
宮澤:本日は本当にお忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。このドラマプレミア23は、ファンが多くいる枠。 衝撃作と言われるような作品をたくさん世に放っていて、不倫・略奪・リベンジ…そういうものも多く輩出されてると思うんですけど、今回の私達の作品は、新ジャンルだと思っています。 見たことのない新感覚ホラーになっているんじゃないのかなと。どういう作品ですかと聞かれたときに、一言で説明するのがとても難しいんですけども、簡易的にシーンを繋げたまだ完璧でないバージョンの第1話を、実は監督が1週間ほど前に私達に送ってくださって。その際に「普段この段階では送らないんだけど、とっても面白かったから見て欲しいと思ったので送りました」というふうにおっしゃられていて。河原監督は多分現場の私達が、台本をいただいて、結構不安な気持ちだったり、どうやったらこの作品が伝わるのかが未知数だったのを感じ取って、早めに見せてくださったんだと思うんです。そして見て本当に面白かったんです。あらすじだけを読むと、一体何がどう面白いと言えるのかという疑問は、まだ皆さんもおありかと思うんですけど、この枠らしさもありながら、この枠で見たことのないような社会派的なメッセージもふんだんに盛り込まれていると思います。なのでぜひこの枠を楽しみにしている皆様も、「産まない女はダメですか?」とタイトルだと私普段見ないな…みたいに思ってしまう皆さんにも、ぜひぜひ1話だけでも見ていただいて判断していただきたいなと思うくらい、とても面白い作品が出来上がっていると思います。みんなで最後まで力を合わせてこの物語を伝えられるよう頑張りますので、ぜひ最後まで注目して見ていただければ幸いです。本日はありがとうございました。
