「ニュウマン高輪 ミムレ」がオープン 食にフォーカス、小川珈琲の新業態が4000平米で出店
ミムレは、TAKANAWA GATEWAY CITYを構成する「ザ リンクピラー 2(THE LINKPILLAR 2)」の2、3階にオープン。2階では、小川珈琲が12のラボラトリーを擁した新業態「OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪」を1フロアで出店する。店舗面積は約4000平方メートル。ミムレのクリエイティブディレクターを同社の宇田吉範社長CEOが務めていることも出店のきっかけとなったという。全体設計・環境ディレクションはSMALLCLONEの佐々木一也が手掛けた。
小川珈琲は創業70周年を迎え、今回の新業態では、コーヒー以外にベーカリーやショコラ、デリカテッセン、ジェラート、ワインなど、12のラボラトリーを通じて新たな表現に挑戦。近隣住民のほか、オフィスワーカーやプレミアムレジデンス入居者の利用を想定し、時間や場所にとらわれない楽しみ方として、自由席エリアとフルサービス席を用意しているほか、一部ラボラトリーではテイクアウトにも対応する。
各ラボラトリーは、「DLC:052」や「PAN:013」など、温度や時間といった各ラボラトリーに由来する数字と英表記を組み合わせた名前が付けられている。コーヒー&バーや炭火焼き料理を提供するオープンキッチン、デリカテッセンといった他店舗でも提供しているサービスに加えて、同社としても新しい取り組みとなったグロサリーマーケット「KURA:000」や、ワインバー「GLS:125」、ピッツェリア「PIZ:550」、クラフトビールを販売するブリュワリー「TAP:020」といったラボラトリーが揃う。ショコラトリー「CCL:047」ではショコラティエの山内大輔を、ワインバーではバーテンダーの南木浩史に迎えるなど、各ラボラトリーでアドバイザーを起用している。
ライブラリー「HON:273」を導入しているのも、新しい試み。ニュウマン高輪5階に構える大型書店「ブンキツ トーキョー(BUNKITSU TOKYO)」を運営する日本出版販売の子会社ひらくがキュレーションを手掛け、約5000冊の食にまつわる書籍をラインナップする。ラボラトリー内には有料ラウンジスペースを配置し、店内にある書籍をコーヒーや紅茶とともに自由に読むことができる。利用料金は1時間1000円から。半個室も14席用意している(1時間1600円)。
ショコラトリーでは、ラボラトリー内で焙煎から加工まで一貫して行うビーントゥバースタイルを採用。パンオショコラなどのベーカリー商品でチョコレートを扱うことはあるが、ボンボンショコラやタブレットといったかたちでチョコレートにフォーカスするのは初めてだという。
3階 パティスリーや日本酒専門店が出店3階では「パティスリィ アサコ イワヤナギ(PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI)」や、同店でシェフパティシエールを務める岩柳麻子によるデセールレストランの新業態「メゾン アス(MAISON AS)」(※4月25日オープン)、商業施設初出店の高級ボトリングティー「ロイヤルブルーティー(ROYAL BLUE TEA)」、全国90以上の蔵元が集う「サケジャンプ(sakejump)」といった8つの専門店が出店する。
鈴木和馬ニュウマン高輪店長は、「人の感性によって作り出す価値が人の心を動かす」という考えから、「本質的価値」や、産地や生産者といった「社会とのつながり」、「コミュニティ空間の創出」を突き詰めている企業やブランドを誘致したとミムレについてコメント。
食関連のテナント以外では、五感のうち1つの感覚を閉じ、感覚の広がりを見つめ直すダイアログ・イン・ザ・ダークの体験施設を導入したほか、フロア中央に高さ約6メートルの吹き抜け空間に真鶴半島で採掘した直径約5メートルの岩と雨の演出が楽しめる「翠岩の丘」も見どころ。また、ルミネが自ら運営する都市型アクアポニックス循環型ファーム「アグリコカケルミムレ ボタニカルラボ(AGRIKO×MIMURE BOTANICAL Lab)」を導入し、収穫体験や「Farm to Table」をテーマにしたワークショップを通じて食や生命の循環を体感できる場を設けるなど、テナント賃料に頼らない空間づくりで、既存の商業施設にはない価値訴求を徹底した。「ニュウマン高輪はそういった新たな商業施設の価値に挑戦していくことが務め」と鈴木店長。
