史上3人目の開幕6戦4勝もまさか…緊急ピットインで “窓を外す”異例の光景、ペナルティで最後尾転落も大逆転V

【NASCAR】第6戦 グッドイヤー400(ダーリントン・レースウェイ/日本時間3月23日)
全米で人気ナンバーワンのストックカーレース、NASCAR(ナスカー)の第6戦が開催され、今季開幕3連勝していたタイラー・レディックがまたしても勝利を収めた。ただ、そんなレディックのマシンがレース中にピットインし、窓を外して“ある部品”を交換すると異例の光景が見られた。
開幕6戦で4勝というNASCAR史上3人目の記録を残したレディック。しかし、90周のファーストステージを2位でフィニッシュすると、レディックの45号車はすぐにピットインしている。「ピットオープン」表示が前に入るとペナルティを受けることになってしまうが、レディックにはそれでもピットヘ入らなければならない理由があった。
ピット作業の様子を見ると、45号車はボンネットが開けられ、助手席側のウインドウガラスが外され、クルーが上半身を車内に突っ込んでいる。解説のジャック・アマノ氏によれば、これはバッテリー交換をしているのだという。どうやらレース序盤からオルタネーターのトラブルに悩まされていたため、バッテリー交換を急いでいたようだ。
さらに翌周、45号車にもう一度ピットイン。ここではタイヤ交換を敢行。アマノ氏によれば、「タイヤ交換のピットと(バッテリー交換のピットの)両方を別々にやりたいので、あえてペナルティを受け入れるということですね」ということで、結果的にレディックは最後尾まで落ちたことで今季4勝目が遠ざかることになったが、それでもピットへ帰ることを選択した。
さらに、ピット作業を見ていた実況の増田隆生アナウンサーによれば、「クールスーツも止めている」という。電力不足により、ドライバーの身体を冷やすための装備なしで、体力的にきついレースを走らなければならなくなった。しかしレディックは、最後尾でも諦めることなく着実に順位を上げ続け、最終的に優勝を獲得。今回はレディックの不屈の精神を見せられたレースとなった。(ABEMA『NASCAR Groove2026』/(C)NASCAR)
