イラン戦争でトランプがクルド人に”共闘”を持ちかけた背景

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中東で進む融和策

「国を持たない民族」といわれるクルド族の新年の祭り「ネウロズ」が、3月20日、埼玉県川口市で開かれた。

中東では現在、クルド人の融和策が進む。トルコでは反政府組織「クルド労働者党」が解散を決め、2月に和平プロセスを公表。

シリアでも圧政のアサド政権崩壊後の暫定政権に、クルド人の「シリア民主軍」は統合された。クルド語は公用語として認められ、「ネウロズ」が祝日となった。

クルド人が注目する米国の動き

残る課題は反政府活動を続ける「イラン・クルド民主党」などがあるイランだが、気になるのはトランプ大統領の動きだ。イランのクルド人勢力は「IS(イスラム国)掃討作戦」を担った実績があり、それに目を付けたトランプが現在のイランへの軍事攻撃で「共闘」を持ちかけているのだ。

クルド人はトルコ、シリア、イラク、イランにまたがる地帯に約3200万人が暮らし、イラクでは自治政府が確立している。今回米国に加担すれば、イランでも自治が認められるのではないか、という期待がある。

川口市は30年以上前にイラン系クルド人の定住からクルド人が集まるようになった歴史がある。大切な祭りを境に、国際情勢に気をもむクルド人は少なくない。

「週刊現代」2026年3月30日号より

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