選考会を突破し、スペインでの育成プログラムに参加する永島澄空(永島登夢さん提供)

 将来は兄弟3人でサッカー日本代表入りを夢見る永島澄空(すかい)(14)=横浜市緑区=が、スペイン1部リーグ「ラ・リーガ」とスポーツゲーム開発の「EA SPORTS」が企画した次世代の有望選手を発掘するプロジェクト「NEXT GEN DRAFTS(ネクスト・ジェン・ドラフト)」の選考に合格した。5月下旬から約10日間、同国内で実施される育成プログラムに参加する。

 同プロジェクトは選手の発掘や能力向上などを目的に、初開催の日本を含む5カ国で実施。2011〜12年生まれの選手が対象で、14、15の両日、川崎市内で行われた。世界各国の選考に合格した男女各4人ずつがスペインに招待される。

 3兄弟の長男・海琉(るおん)(16)と三男・流星(りあん)(12)は現在、それぞれ別のスペイン1部リーグクラブの育成組織「カンテラ」で技を磨いており、次男・澄空は日本で研さんを積んできた。

 ラ・リーガのコーチ陣も見守った選考会に男子の部は80人が参加。選考は3段階に分かれ、試合やトレーニングを通じた技術、戦術理解、適応力などが試された。選手が徐々に落選していく中、最後まで選出され、4人限定のスペイン行きの切符をつかんだ澄空は「まず、本当にうれしかったし、安心しました。最初から最後まで『全力で楽しむ』ということを一番に意識して、楽しめたから頑張れて、それで合格できたので本当にうれしかったです」と喜んだ。遠い異国の地から「澄空なら絶対に大丈夫。自信を持って!」と応援した兄弟も歓喜に沸いたという。

 「どんな結果になっても、十分に頑張ってきたのだから、楽しんできなさい」と送り出した父の登夢さん(45)は「プレー中は最終ラインをよくコントロールし、チームを盛り上げていた。正直、鳥肌が立ちました。感無量です」と感慨を込めた。

 渡航費や宿泊費などが全額支援されるスペインでの最終プログラムでは、トレーニングや練習試合、ラ・リーガの観戦、スタジアム見学などが予定される。狭き門を突破し、ステップアップを見据える澄空は「スペインは3月末に(世界最大規模のジュニアサッカー大会「MIC(ミック)」に)1度行くから、(5月の育成プログラムの参加は)少し不安は減るかもしれないけど、全く違うものに参加するし楽しみと緊張があります。けれど、今回のセレクションのように全力で楽しんでこられれば、必ず良い結果をつかみ取れると思うので、全力で楽しんで、全力で頑張ってきます!」と意気込んだ。