Intelは米国時間の3月11日、ゲーミングデスクトップPC向けをうたう新CPU、Core Ultra 200S Plusシリーズの最初の製品として、「Core Ultra 7 270K Plus」と「Core Ultra 5 250K Plus」を発表した。現行のCore Ultra 200Sシリーズと比較すると上位モデルと言える仕様で、E-core数が増量されているなど、性能が強化されている。3月26日に発売予定で、価格は前者が299ドル、後者が199ドル。

Core Ultra 200S Plusシリーズ発表。「Core Ultra 7 270K Plus」(299ドル)と「Core Ultra 5 250K Plus」(199ドル)が登場する

ゲーミングデスクトップPC向けでIntel最速をうたっているほか、マルチコア性能が競合比で最大2倍も高速とアピール

今回のCore Ultra 200S Plusシリーズ、開発コードネームは「Arrow Lake-S Refresh」とされ、ソケットはArrow Lake-SベースのCore Ultra 200Sシリーズと共通のLGA1851。チップセットも既存のIntel 800チップセットに対応している。Arrow Lake-Sとの主な違いは以下の通り。

E-coreが1クラスタ分増えた

動作クロックが引き上げられた

D2Dクロックが引き上げられた ※SoCのダイ間のレイテンシが改善

DDR5-7200メモリのサポート ※従来はDDR5-6400

4Rank CUDIMMのサポート ※1モジュール最大128GB

D2Dクロックが既存のArrow Lake-Sから最大900MHzアップ(2.1GHz→3GHz)。SoC上のダイとダイのリンク速度が上がっている

今回、Core Ultra 200S Plusシリーズのリリースと同時に、同製品で使用可能な「Intel Binary Optimization Tool」(Intel BOT)も発表している。アプリケーションのワークロードを最適化することでIPCを向上させるというもの

特に、Arrow Lake-Sの同等モデルから4コア、1クラスタ分増やされている物理的なE-coreの増量が目立つ。動作クロックも、ベースクロックではCore Ultra 7 270K Plusが、既存モデルで最上位のCore Ultra 285Kと同等まで引き上げられている。以下に、Arrow Lake-Sとのスペック比較表を掲載しておく。

以下は、Core Ultra 200S Plusシリーズを、競合するAMDのRyzen 9000シリーズおよび既存のCore Ultra 200Sシリーズと比較したという、インテル公開の性能ベンチマークデータだ。既存モデルに対しゲーミング性能が平均13〜15%ほど高いとアピールしており、同価格帯のRyzenに対しマルチスレッド性能で圧倒的に勝るというデータが示されている。

Core Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 7 265Kでゲーム性能を比較

Core Ultra 5 250K PlusとCore Ultra 5 245Kでゲーム性能を比較

Ryzen 9000シリーズとの比較。CINEBENCHや3DMarkを使っている