佐藤(左)や中島のような選手がJリーグを盛り上げてほしい。(C)SOCCER DIGEST

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 2026年2月14日に味の素スタジアムで開催されたFC東京対浦和レッズ戦。 試合前にメンバー表を確認して少し寂しくなった。“2人の天才”がともにベンチスタートだったからだ。

 もちろんチーム事情があるわけで、彼らをスタメンに抜擢しなかった両監督にネガティブな感情を抱いているわけではない。ただ──。お客さんを呼べるファンタジスタ、中島翔哉と佐藤龍之介を試合の頭から見られないのは残念と、そう思っただけだ。

 小野伸二が現役だった頃、彼の試合前のウォーミングアップを見るだけでも大きな価値があった。磁石のようにピタッと吸い付くトラップ。いったいどうやったらあんな芸当ができるのかと、記者席から双眼鏡を覗いて小野に魅了されている自分がいた。

 彼の引退以降、そうした感覚に陥った記憶はほとんどない。フィジカルやスピード重視、個性よりも戦術優先の現代サッカーで、小野のような天才が生まれにくいだろうことは理解しているつもりだ。それでも、“ファンタジスタの再来”を期待する自分もいる。
 
 その点で中島と佐藤──新旧日本代表コンビは“希望の星”だ。実際、後半から途中出場した佐藤は卓越したテクニックだけでなく、力強い守備で見せ場を作った。一方、73分に投入された中島も巧みなフェイントを試みようとしていた(大きなインパクトを残せなかったが)。

 彼らのように華がある選手こそ、Jリーグの人気向上に不可欠だ。切り札的存在と言っても大袈裟ではない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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