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ここ最近、盛んに言われているテック業界の大問題、メモリ不足。AIデータセンターで大量のメモリが必要となり、多くのメモリ製造メーカーが、データセンターなどで使用される次世代メモリHBMの製造にシフト。結果、パソコンやスマホに搭載されるDRAMメモリの生産が減少

とはいえ、スマホのパソコンもAI機能のために高スペックメモリが必要で、需要と供給のバランスがまったくとれなくなっているのです。来年のメモリ入手困難&価格大幅アップは避けて通れないようで、欲しいパーツ・ガジェットは即買いするのが正解のようです。

メモリ不足を解消するには、AIに歯止めをかけるか、じゃんじゃんバリバリ製造するしかないのでしょうが、後者の場合はある1つの企業がボトルネックとなります。ある企業…、それは、オランダを本社とするASML。世界最大の半導体製造装置メーカーです。

半導体を作るマシンを作る会社

ASMLが開発、製造するのは、半導体そのものではありません。高性能なAI半導体を製造するのに必要不可欠な半導体製造マシンを作っているのです。

AI時代にGPUで急成長するNVIDIAは、現在データセンター市場をほぼ独占状態。アメリカの独占禁止調査によれば、AI GPUでNVIDIA製じゃないのは、わずか10%程度だそう。一方、ASMLが半導体マシンで市場を占める割合は…100%! プレミア半導体を製造できる極端紫外線リソグラフィ(EUV)というマシンを製造しているのは、世界でASMLだけなのです。世界の半導体の真の支配者はNVIDIAでもインテルでもなく、ASMLなんですね…。

Bloombergの記事によれば、ASMLのクリストフ・フーケCEOは、製造技術を現在のEUVから2ナノプロセス半導体を可能にする、次世代技術のHIGH NA EUVへ移行を進めているといいます(ナノプロセス、この数字が小さいほど低エネで高性能となります)。HIGH NA EUVへの移行は、ASMLからすれば自社技術の進化であり、ロードマップにある次世代プロダクトの開発にすぎません。が、世界から見れば急激に成長するAI市場の手綱を握る変化です。

ちなみに、半導体製造マシンは巨大で、4億ドル(約600億円)くらいするそうです。

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