【実は大損】電力会社選びの専門家が楽天でんきの人気をブッた斬り解説

YouTube動画『楽天でんきは高い？楽天ポイントやSPUも含めて本当にお得か検証』で、小売電気アドバイザーのしばきょん先生が、楽天でんきの実態について語った。

「もう結論言います。楽天でんきはおすすめしま…せん！」

と冒頭から端的に切り込み、「結論を引き延ばす動画嫌いだと思うので、先に言っちゃいます」と歯切れ良く本音を明かした。

しばきょん先生は、「楽天ポイントが貯まるからお得」「楽天経済圏のSPU狙い」などの理由で楽天でんきを前向きに検討する視聴者に向けて、具体的な料金やポイント付与数を根拠に詳細に解説した。自身の新電力営業の経験から、「世間の約半数の方は、あまりお得じゃない電力会社を使っている印象」「物価高の中、電気代やガス代を無駄に支払いたくない」と率直な意見を述べている。

本題に入ると、楽天でんきの強みである“基本料金0円”や豊富なキャンペーンポイントにも言及したが、実際の料金構成やシミュレーション方法の落とし穴について丁寧に解説。
「楽天でんきのサイトに料金シミュレーションがあるのってご存知でしょうか？一見便利なんですが、実は理解せずに使うと大失敗するんですよ」と注意喚起。最新の単価や調整費を比較し、東京都の平均的な利用例では、「東京電力よりもひと月で2,416円高い」という試算結果を提示。「キャンペーン特典を加味しても、1年間使えばむしろ損をしてしまう」と断言した上で、「なんとなく安心だからと大手電力会社を選びがちだが、今は違う」と現状の業界変化にも触れた。

楽天ポイントの還元システムも検証。「電気代が高くても、ポイントで相殺できるならば…と期待した方も多いかもしれませんが、さすがにそんなことはありません。楽天でんきでもらえるポイントは思ったより少なく、電気料金の高さには正直見合いません」と述べ、楽天SPU（楽天スーパーポイントアップ）でのメリットも「楽天市場のお買い物が0.5%アップでも、最大1000ポイントが上限。トータルでむしろマイナス」と看破した。

その一方で、楽天経済圏のユーザーやポイ活ユーザーに向けては、「TERASELでんき」「CDエナジーダイレクトのポイントでんきR」といった“ポイント還元と電気料金トータルで本当にお得な新電力”を紹介。「CDエナジーダイレクトのポイントでんきRは、電気料金が東電と同程度なのに、ポイント還元が1%から最大6%。還元分を差し引くと東電よりもお得です」とおすすめを挙げ、「ガッツリ楽天ポイントを貯めたい人も、電気料金を抑えつつポイント還元を狙いたい人も、自分に合った最適なプラン選びが大切」と訴えた。

動画の終盤では「本当に無駄に払い続けるかもしれないので、しっかり料金項目や計算方法を理解して選択してほしい」と再度注意。「コメントや高評価、低評価などフィードバックも歓迎しています」と呼びかけ、視聴者に冷静な判断と情報収集を促しながら締めくくっている。