【本日の見通し】FOMCにらむ展開 米中協議開始報道はドル高材料
   
 昨日からスタートした米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が今晩午前3時に公表される。政策金利は据え置きで見通しがほぼ一致している。今回はFOMCメンバーの経済見通し(SEP)が公表される回には当たっておらず、注目は声明と議長会見となる。
 声明や会見を受けての6月のFOMCに対する見通しの変化が注目材料。6月の利下げは1カ月前頃は完全に織り込まれており、その後据え置き期待が強まる中でも一週間前まで利下げ期待が大勢となっていた。しかし先週2日の米雇用統計の好結果もあって据え置き期待が強まっており、短期金利市場や金利先物市場での織り込みは据え置きが7割前後まで上昇してきている。こうした状況が声明や会見で変化するかが見どころとなる。
   
 発表まではやややりにくさがあるが、米中通商協議がようやく始まることが報じられたことで、ドル円は基本的にしっかりとなりそう。中国副首相が9日から12日までスイスに向かい、ベッセント財務長官、グリアUSTR代表と協議する予定となっている。
 すぐに合意が進むわけではないとみられるが、交渉スタートは好材料ととらえられており、ドル円は発表後にドル高円安となった。今日はこの後も比較的しっかりした動きが期待されそう。FOMCを前に上値を積極的に追う動きにはなりにくいが、下がったところでは買いが出る流れが見込まれる。
  
MINKABUPRESS 山岡