桧山ありす

桧山ありす(17)が、2024年度後期 連続テレビ小説『おむすび』に出演。ヒロインの米田結(橋本環奈)が栄養士として務める病院に入院中の曽根麻利絵を演じる。桧山は小学館『ぷっちぐみ』、新潮社『ニコ☆プチ』の専属モデルを経て、2024年にSWIPEDRAMA 『最弱無敗の転校生』 でヒロイン・中村花役でドラマデビュー。インタビューでは、夢だったという朝ドラ出演の気持ちや撮影の裏側、目指す女優像、特技のサックスや手話について話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

信じられなかった朝ドラ出演の電話

――この世界に入ったきっかけは?

この事務所に入る前に雑誌のモデルをしていました。その時に上京して、スカウトされたことがきっかけです。――スカウトされて迷わずこの世界に飛び込もうと思ったのでしょうか。

はい。雑誌のモデルをやっていた時から、女優さんにずっと憧れがあったので、とても嬉しかったです。最初はモデルを目指していましたが、年齢を重ねるにつれて、女優を目指したいという気持ちがどんどん強くなりました。――憧れの俳優さんはどんな方がいますか。

憧れは清原果耶さんと桜井ユキさんです。――清原果耶さんのどんなところが魅力的でしたか。

清原果耶さんが出演されている映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』での存在感と透明感がある演技がとても印象に残っていて魅力的でした。その作品を観て女優を目指したいという気持ちが強くなりました。――俳優としての活動も始まり、昨年配信されたドラマ『最弱無敗の転校生』を拝見したのですが、撮影はいかがでした?

現場はとてもフレンドリーなスタッフさんが多くて、話し合いながら進めていきました。コメディ作品だったので、普段はナチュラルな演技を学んでいるのですが、その作品ではオーバーなリアクションが求められる役だったので、新鮮で楽しかったです。――そして、朝ドラ『おむすび』に出演されます。米田結が務める病院に入院している女の子、曽根麻利絵を演じますが、出演が決まった時はどんな心境でしたか。

朝ドラに出演することは私の夢でした。電話で出演が決まったという連絡をいただいた時は本当に嬉しかったです。ただ、ちょっと信じられなくて、母と「今の電話、録音しておけばよかったね」とか話していました。――あはは(笑)。実感が湧いたのはどの辺りからだったんですか。

衣裳合わせをするまで、ウソなんじゃないかと思っていました(笑)。――放送のどんなことを楽しみにされていますか。

私は東北生まれで、これまで関西弁とは全然縁がなかったのですが、初めて関西弁で喋りました。関西弁を話している自分を映像で見るのが楽しみです。――関西弁はどうやって習得しました?

方言指導の先生から録音データをいただき、それを聞いてマネしながら練習しました。自分の発音を録音して聞き比べることで、イントネーションを調整していきました。――好きな関西弁のセリフはありました?

「食べたくない」というセリフがあるのですが、「ない」のイントネーションがとても可愛くてお気に入りなんです。――確かに可愛いですね。役にアプローチするにあたり意識されていたことは?

麻利絵はお医者さんや栄養士さんに「ご飯を食べたくない」と口では強気言うのですが、本当は少し食べたい気持ちがあったり、様々な不安を抱えています。本心とは違う言葉を口にしてしまう心情を、どう表現するか考えました。そこは特に苦労した部分でした。また、麻利絵のお母さんとの関係性を教えていただいたので、仲の良さなど自分に落とし込んでできるようにしました。――体型を気にして食事をほとんどしない麻利絵の気持ちがわかる部分も?

私はダイエット目的というより、肌荒れしやすい体質なので、そういった目的での食事制限は結構します。制限しなければいけないけど、本音はしたくないという気持ちは共感しました。――桧山さんが好きな食べ物は?

私、和食がすごく好きで特にとろろが好きです。祖母の家に行くととろろがよく出てきていたので、それがきっかけなんじゃないかなと思っています。――17歳でとろろ好きは「渋い」とか言われません?

「おじさんみたいだね」と言われることがあります(笑)。――甘いものはそんなに食べないですか?

桧山さんのイメージ的にマカロンとか好きそうな感じを受けたのですが。

甘いものも大好きです。今おっしゃってくださったようにマカロンも好きです(笑)。――食事でこだわっていることはありますか。

制限しすぎるとストレスが溜まってしまうので、程よい感じにしたいなと思っています。甘いものは好きなのですが、お砂糖は控えてて、自分へのご褒美の時だけにしたり、発酵食品を多めに食べるようにしています。

目指すは変幻自在な女優

――橋本環奈さんと一緒のシーンが多かったと思うのですが、共演されてみていかがでした?

昔から橋本環奈さんが大好きで、共演できてとても嬉しかったです。画面越しで見ていたそのままの方でした。透明感があってとても綺麗で驚きました。また、私にも優しく話しかけてくださって本当に嬉しかったです。――どんなお話をしたんですか。

「髪すごいサラサラだね」と言ってくださって、その言葉を聞いてもっと髪をサラサラにしようと思いました(笑)。――役者としての橋本環奈さんはいかがでした?

お芝居はもちろんなのですが、役に入る時の切り替えがすごかったです。撮影が始まりますとなったら瞬時に米田結ちゃんになっていて、切り替えの上手さと早さに感銘を受けました。私も環奈さんのようにできたらなと思いました。――撮影で一番印象的だったことはどんなことがありました。

撮影全体を通してなのですが、 私は初めてのテレビドラマで、とても緊張していました。環奈さんをはじめ、お会いする演者の方々、スタッフさんが本当に優しくて、温かい現場がすごく印象的でした。――どのような役者になりたいなど理想像はありますか。

桜井ユキさんが憧れの人だと先ほどお話しさせていただきましたが、桜井ユキさんのように役によって与える印象が変わる、変幻自在な女優さんを目指したいです。――変幻自在いいですね!

それを実現するためにどんな勉強をされていますか。

いただいた役をできる限り深掘りすることを心がけています。その人物の背景を考える、役に対してどう想像すればいいのか教えていただいたので、それをいま試しています。

手話を始めたきっかけは映画『聲の形』

――特技はサックスとプロフィールに書いてあったのですが、始めたきっかけは?

母が昔趣味でサックスをやっていた影響で私も始めました。小学5〜6年生頃に始めて、最初は習っていたんですけど、ちょっと時間が取れなくなってしまい、習うのをやめてしまったのですが、今は自分の家で吹いています。――好きなサックスプレイヤーはいますか。

東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんがバリトンサックスを吹く姿がとてもかっこいいなと思いました。――普段はどんな音楽を聴いていますか。

J-POPが好きでよく聴いているのですが、特にMega Shinnosukeさんが好きです。曲が唯一無二で、「永遠の少年」という曲があるのですが、その曲をきっかけにハマって、私にドンピシャで一生聴いていけるような曲になりました。――もう一つの特技は手話。手話を始めたきっかけは?

きっかけはアニメーション映画『聲の形』を観たのがきっかけでした。手話が出てくる作品で、言葉で伝えるだけではなくて、手で感情も伝えられるところにとても魅力を感じました。そこから手話の本を独学で勉強していきました。――いま手話はどのくらいのレベルですか?

まだ指文字や軽い自己紹介、会話程度です。手話検定というものがあり、私はまだ一番下の級なので、もっと上の級を目指したいと思っています。(おわり)【番組情報】連続テレビ小説『おむすび』
NHK総合

月曜日~土曜日 朝8時~

※土曜は1週間の振り返り
【キャスト&スタッフ】
出演:橋本環奈 佐野勇斗 麻生久美子 宮崎美子 北村有起哉 松平健脚本:根本ノンジ
音楽:堤博明
主題歌 :B’z「イルミネーション」