発熱で保育園にお休みの電話を入れた後、起きた顛末に子育て中の親が共感した理由
X（旧Twitter）で子育ての思わずクスっとしてしまう出来事を日々ポストし、話題を集めている「ひみつのうつ子ちゃん」(@utuko_chan)。「いいね」1万超えも多数！ 人気の秘密は、「あるあるの共感力」です。そんな話題のポストでは書ききれなかったエピソードをうつ子ちゃん自身が執筆。
4歳の息子さんがいるうつ子ちゃん。小さな子どもは、風邪やインフルエンザなどに感染しやすく、体調を壊して保育園をお休みすることもしばしば。今回は、そんな保育園をお休みした日の「え？」という出来事でありながらも、子どもを持つ方にはあるあるな、Xで13万もの「いいね」がついたエピソードをお伝えします。
家族でインフル、その後の自宅保育地獄……
12月初旬、我が家はとんでもなく過酷な日々を過ごしていました。なぜなら、家族みんなでインフルエンザに罹ってしまったのです。11月末から周りで流行りだしているな、という実感はありました。国立感染症研究所の発表を見ても、12月4日現在（11月25日〜12月1日）の感染報告者数は24,027名。学級閉鎖に関しては、全国で560、東京で52，私が住んでいる大阪で36だそうです（※1）。寒さや空気の乾燥などを考えると年末から年始にかけてますます広がることが予想できそうです。
我が家も手洗いなど、感染予防には注意していたのですが、まんまと感染しちゃいました。最初に私がまず発熱。次に夫。そして最後に4歳息子が発熱。インフルエンザA型は感染力が強いらしく、あっという間に家族全員で、寝込むことになりました。恐るべしインフル…。みなさんも気をつけてください。
発熱もつらかったのですが、それ以上にキツかったのが、元気な息子の存在でした……。あ、息子が元気なことはありがたいですし、親としても喜ぶべきことです。ですが、夫婦で高熱で唸っているときも、息子の元気エネルギーは放出され続け止まることがありません。そんな息子のケアもしながらも「もうあかんわ…」って何度も思いました（笑）。仕事や用事があるときには事前に、私の両親の手が空いていたら息子のケアをお願いすることもあるのですが、インフルエンザとなると安易に高齢の父を呼ぶわけにもいきません。父親世代が感染したら命に関わることもあるので、頼ることも出来ません。ほぼ気を失いながら息子の相手をし、なんとか2日半で回復。
すると今度は息子が発熱。慌てて小児科に連れて行くと、「お子さん、インフルエンザのA型です」と……。インフルにしてもコロナにしても家族間、とくに小さな子どもがいるともう避けられないというか、感染し合わない方法があるなら教えて！ と思うほど感染してしまいます。ガビーン！ インフルエンザの発熱で仕事を3日も休んでしまい業務が滞っているし、オンラインミーティングもある……。頭を抱えプチパニックを起こしつつも、最近息子との時間がしっかり取れていなかったので、これも良い機会だと切り替えて息子と一緒に居る時間を楽しみました。
しかし！ 息子が発熱で静かに休んでいたのは、ほぼ1日いや半日。あとは、元気過ぎる状態で家の中で暴れ回っていました。頼む、保育園に行ってくれ、と思ってもインフルエンザの場合、1週間の自宅保育が基本なので、一人頑張らねばなりません……。風邪を含めた流行性の感染症での自宅保育、みなさんどう乗り切っているのでしょうか？ 今回は、そんな保育園をお休みしたときのエピソードをお伝えしたいと思います。
※1：https://kansen-levelmap.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html
朝、体調が悪くて保育園を休むことに……
我が家の息子が今の保育園に通いだしたのは今年4月からでした。新しいお友だちと仲良くなるのも少し時間がかかったので、はじめの頃は「保育園イヤなの」と登園渋りに大変苦労しました。この頃、息子は朝たびたび「おなか痛いの…」と言うことがありました。大丈夫かなと心配し、保育園を休むこともありました。ですが、しばらくすると元気に遊んでいるのです。どうも「おなか痛い」と言えば休めるんだ！と学習してしまったようで、対応に困った時期もありました。
このときは、別の楽しい遊びで気を散らせ、本人が「お腹痛い」を忘れているようだったら大丈夫、と登園していました。担任の先生はとても優しい方で、園での息子の様子も細かく伝えてくださり、しばらくすると息子もお友だちが出来て、自然と登園渋りもなくなっていきました。
そんなある日こと、朝目覚めた息子の様子がいつもと違いました。異変に気付いた私はすぐに体温計で熱を測りましたが、このときは微熱程度でした。ですが、いつものような元気はなく、「しんどい…」とつぶやく息子の様子を見て、すぐに保育園に欠席の連絡を入れました。
もしかしてよくある？「体調悪かったはず」
「これから熱高くならないといいな」「咳とかも出てくるかな」「今晩は朝まで通しで眠れないだろうな」「消化に良いもの作ってあげなきゃ」などなど瞬時に色んなタスクと懸念材料が頭にパーッと並びました。
「今から小児科の予約は間に合わないから、午後のウェブ予約がはじまる時間確認しなきゃ」などバタバタと動きはじめたその瞬間、息子もムクッと起き上がり「ママ…遊ぼう？」とニッコリ笑うのです。
「え…？しんどくないの…？」って3回は聞きました。「もう大丈夫」と言っておもむろに部屋のおもちゃを物色しだす息子。それから熱も特にあがらず、夜には平熱に戻り、元気いっぱいに自宅遊びで過す1日となりました……。
朝は微熱程度とは言っても実際に熱が出ていたので、休ませて正解だったのですが、保育園に欠席の連絡をした瞬間から元気に遊んでいたので、なんとも複雑な気持ちというか、子どもの体って不思議なことがあるな、と思ったのでした。
こんなエピソードをX（旧Twitter）でポストしたところ、13万を超える“いいね”をいただき、コメントも100件以上寄せられました。特に多かったのが「大人になっても同じ」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃったこと。確かに、朝ひどい頭痛で悶絶していたのに、朝熱っぽくて具合が悪いと思ったのに、学校や仕事にお休み宣言した途端に、あれ？ってほど元気になること、私もあったな、と思いました（笑）。
◇『これ大人でもあるよね。別に仮病とかじゃなくて「仕事するにはキツい体調」だけと、「家で休めるなら全然大丈夫」は両立する。先月風邪で1日休んだけど普通に洗濯と炊事はしたし』
たしかに…息子にとっては「保育園にいくのはキツイ体調」だけど「家で遊べるのなら大丈夫」だったのかもしれません。
◇『わかる。幼稚園に連絡したらニヤっとしたあの顔！それがまた可愛かったりする』
そうなんですよね。そうかいそうかい、そんなにママと一緒に居たいのかいって可愛く感じる瞬間でもありますね。まぁ、連発はしないでほしいですが（笑）。
◇『保育園からお迎え要請が来た時/家に着いた時、もよくこうなる。保育士さんからは「世の中にはお母さんにしか下げられない熱というのがあるんですよ〜」と昔言われました（笑）』
これは我が家でも何度もありました。「お熱でちゃいました」と連絡が来たのでお迎えに行き、そして帰宅と同時に熱は下がる……。（笑）熱が下がってよかった！なのですが、もしかして、帰りたくて頑張って熱出してるのか!? なんて思ったこともありましたね。
「保育園お休み」で日々悩む葛藤
コメントには、「おなか痛い」や「しんどい」などの子どもの訴えがもし本当なら可哀そうだし、そして登園・登校したくない原因が何かあるのかと心配、かといってすぐに休ませていたら休み癖がついてしまうんじゃないか、仕事もあるから簡単に休ませられない、と様々な意見がありました。答えはひとつではないというか、特に体調に関しては言って変わるものでもないので、どう対応するか葛藤がありますよね。私も日々、様々な子育ての葛藤とずっとお付き合いをしながら育児をしています。
さらに、最近「イヤイヤ期」はおさまってきたのですが、その代わりに新たなる感情というか、「怒りんぼな4歳」が出現しています。巷では「天使の4歳」とか言われていますが、我が家の息子は、自分の意見を通すために、怒るという新しい技を身につけ、その対応に苦慮しております（笑）。もちろん、モノを投げたりして怒ったときには、そういうことをしてはいけないときつくしかることもあります。どのタイミングでどう諭すのか、いつも葛藤する毎日です。伝わらず失敗したと思うこともあるのですが、4歳でもしっかり伝わるときもあって、失敗も成功も含めて、こういうことが子育てなんだよな〜と実感する毎日でもあります。
風邪やインフルエンザが流行っているこの季節、色んな葛藤の中踏ん張られているママさんパパさんがたくさんいらっしゃると思います。もちろんママパパだけでなく、色んな方々が様々な葛藤の中日々を過ごされていると思います。私も今まさにお昼ごはんにマク〇ナルドのグラ〇ロをデリバリーで頼むか、自炊をするかの葛藤中です（笑）。
