『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』©2024 Lucasfilm Ltd.

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 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のアメコミヒーロー映画、SF映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします! 今日はD23(アメリカで開催されるディズニーグループの発表会&ファンイベント)の場で解禁になった、『スター・ウォーズ』シリーズの最新ドラマ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』の予告編解説です。

参考:『SW:スケルトン・クルー』12月4日配信決定 ジュード・ロウがジェダイとなった特報も

ドラマ『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』特報 『スター・ウォーズ:スケルトン・クルー』は、『スター・ウォーズ』×ディズニープラスの実写ドラマとしては『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『オビ=ワン・ケノービ』『キャシアン・アンドー』『アソーカ』『アコライト』に続くものとなります。

 本作はまず時系列的に『マンダロリアン』『ボバ・フェット』『アソーカ』と同じとされています。(映画『スター・ウォーズ:ジェダイの帰還』から5年後、『フォースの覚醒』の25年前と言われている)。銀河帝国は崩壊し新共和国が生まれましたが、まだ銀河の秩序は混沌としている時代です。ということは『マンダロリアン』等の登場キャラが何らかの形で登場するかもしれません。

 そして大きな特長は本作が『スター・ウォーズ』×『グーニーズ』と言われていること。銀河で迷子になってしまった4人の子どもたちがいかに故郷の星に帰るか、みたいな冒険ものなのです。この子どもたちと絡むのが、ジュード・ロウ演じる謎の男ジョッド・ナ・ナウッド。製作総指揮は、『マンダロリアン』シリーズの製作に携わっているジョン・ファブローとデイヴ・フィローニ。ショー・ランナーには、トム・ホランド主演のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』シリーズで監督を務めたジョン・ワッツと、『スパイダーマン:ホーム・カミング』で脚本を務めたクリストファー・フォード。『マンダロリアン』のジョン・ファブローは『アイアンマン』の監督であり、役者としてホーガン役でMCUに出演しています。MCU出身の監督が製作総指揮、ショーランナーとなった『スター・ウォーズ』のドラマを盛り上げます。

 さて予告編の内容ですが、大雑把に言うと、とある惑星に住む子どもたち4人が森の中で、墜落して埋もれている宇宙船を見つけそこに入り込んでしまう。その宇宙船が起動し子どもたちを乗せたまま銀河へ。子どもたちは宇宙の迷子になってしまう。そこで様々なキャラと会いますが、最後にフォースの使い手と思われる(つまりジェダイと思われる)謎の男が現れる、というものです。

 ではもう少しこの予告で気になるところをみていきましょう。まずこのドラマの主人公の4人の子どもですが、今まで発表された資料等を読む限り、彼らの名前は、ウィム(男の子)、ファーン(女の子)、KB(特殊なバイザーをかけた女の子)、ニール(青い肌をした象のような種)です。

 ウィムは宇宙や伝説のジェダイに憧れているような子。天井から様々な宇宙船の模型を吊るして物思いにふけっていますから。そして学校へと通っている。ここで興味をひくのがこの子どもたちの住む星。今までのスター・ウォーズの世界観とはちょっと異なり、本当にスピルバーグの映画に出てきそうな郊外の町のようです。言い方をかえると今までの『スター・ウォーズ』の中で一番、地球っぽい感じの惑星なんです。

 さてウィムの友だちの一人ニールですが、この子はそのルックスからして『スター・ウォーズ:ジェダイの帰還』でジャバ・ザ・ハットの宮殿で演奏をしていた、青い象のようなエイリアン、マックス・レボと同種族でしょう。

 ある日、4人の子どもたちは森の中に探検に出かけ不思議な扉を見つけます。「これが伝説のジェダイの寺院?」と足を踏み入れますが、それは打ち捨てられ宇宙船だったわけです。

 乗組員は死んでいて白骨化している。そう! これが本作のタイトルであるスケルトン・クルー(骸骨の乗組員)の由来です。しかし、そこには航海ナビゲーターと思われるドロイドがいて起動、宇宙船も動き出してしまう。宇宙船は子どもたちを乗せたままハイパースペースへ。事前の発表ではこのドロイドの名前はSM-33と言うそうです。宇宙の迷子となった彼らの前に様々なキャラが現れます。宇宙のガラクタ品回収者ジャワ族やアニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』に出てきた蟹のような怪獣もいます。

 ここで注目したいのは一瞬狼男のようなキャラが映ります。『スター・ウォーズ』の世界で狼男型のエイリアンというとシスタヴァネン族。『スター・ウォーズ』の酒場のシーンにいたラック・シヴラック、『クローン大戦』に登場したジェダイの1人、ヴールヴィフ・モンという前例がいます。この予告での意味深なフィーチャーっぷりをみると、この狼男が重要なキャラだと思われます。

 実はこの予告では明示されていないのですが、D23の会場に設置されたディスプレイではこの狼男とSM-33が仲間のように並べられていたそうです。さらにこのディスプレイには『マンダロリアン』シーズン3に登場した宇宙海賊ヴェインの姿もありました。

 つまり『スケルトン・クルー』では4人の子どもたちが宇宙海賊ヴェインとその仲間たちに会うというストーリーになり、そのきっかけがSM-33なのかもしれません。海賊という点でますます『グーニーズ』っぽい。

 予告編の最後のほうでXウイング・スターファイターが飛んでいるのが確認できます。そして囚われた牢屋みたいなところでフォースを操る不思議な男と出会います。これがジュード・ロウ演じるジョッド・ナ・ナウッドです。彼はジェダイか? それともシス?

 D23の会場にはジュード・ロウも姿を見せ大盛況だったそうです。『スター・ウォーズ』の中で子どもたちの冒険ものってありそうでなかった(日本では劇場公開されましたが、『イウォーク・アドベンチャー』の2作以来? また『ファントム・メナス』もある意味、少年の冒険物ですが)。なので新鮮な驚きを与えてくれるかな。それにしてもジュード・ロウのカッコいいこと。12月3日から配信予定です。(文=杉山すぴ豊)