THE YELLOW MONKEYの東京ドーム、サカナクションのアリーナツアー……復活を告げる大規模ライブ
ライブ活動を休止していたTHE YELLOW MONKEYとサカナクションがこの春、いよいよライブ活動復活を果たす。THE YELLOW MONKEYは4月27日に東京ドーム公演『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』を、サカナクションは4月20日から全国8会場15公演をまわる全国アリーナツアー『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』を開催するのだ。復活を待ちわびたファンにとって、この春のライブが記念碑的なものとなることは間違いなさそうだ。
(関連:THE YELLOW MONKEY、吉井和哉の早期の喉頭ガン公表 根治するも「準備が足りないと判断」、年末の武道館ライブは開催断念)
昨年10月に早期の喉頭ガンの治療を行ってきたことを公表したTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉(Vo/Gt)。2022年以降、ソロツアーやレコーディングを中断し、病の根治に向けて治療に専念してきた。当初、吉井の復活の場として2023年12月に予定されていたTHE YELLOW MONKEYの武道館公演も、まだ吉井の体調が万全でないことを受けて中止となったため、本格復活に向けては慎重を期してきたことがわかる。昨年末にはファンクラブ会員限定の配信イベント『THE YELLOW MONKEY SUPER BELIEVER. 2023』でアコースティック編成でパフォーマンスするなど、徐々にライブ活動を再開してきた彼ら。そして、いよいよ完全復活の場として発表されたのが、東京ドーム公演『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”』である。
ライブタイトルの『SUPER BIG EGG』は、2004年の解散を経て2016年に再集結を果たした彼らが、17年ぶりに行った2017年の東京ドーム公演にも冠されていたタイトルだ。復活を象徴するようなタイトルに、彼らがこのライブにかける想いと自信が伝わってくる。また、バンドの節目ごとに大規模なライブを開催してきた彼らにとって、重要な場所である東京ドームが会場とされていることも心憎い。これまで彼らが素晴らしいライブを幾度も見せてくれた東京ドームで、病を乗り越えた吉井のパフォーマンスをまた目にすることができると思うと胸が熱くなる。
そして、吉井と同じく、療養により思うようにバンドの活動を行うことができなかったのがサカナクションの山口一郎(Vo/Gt)だ。2022年7月より体調不良を理由に休養期間に入った山口。あわせてサカナクションも全国ホールツアー『SAKANAQUARIUM アダプト NAKED』を中止するなど、実質的な活動休止を余儀なくされていた。サカナクション復活に向けて療養してきた山口が、バンドとしての活動再開に向けた“助走”として、昨年10月から今年1月にかけて行ってきたのが、山口単独の全国ツアー『懐かしい月は新しい月 “蜃気楼”』である。ミニマルなステージセットでひとりステージに立ちながら、サカナクション復活に向けて体調を調整してきた山口。そして、この単独ツアーのファイナル公演で発表されたのが、約1年8カ月ぶりとなるサカナクションとしての復活ライブ『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』だ。
2022年に中止となってしまったホールツアーから会場規模を拡大してアリーナツアーでの復活である。これまで斬新なステージセットやサラウンド音響システム設備など新しいライブ体験を提供してきたサカナクション。山口の単独公演でのシンプルな演出とは打って変わり、このアリーナツアーではさまざまな仕掛けが施されるという(※1)。「振り向く」「変化させる」という意味を持った「turn」という言葉をタイトルに冠したこのツアーは、サカナクションのこれまでのキャリアを振り返りながらも、同時に新たな変化を見せてくれるライブになるのではないだろうか。
奇しくもこの春、同じタイミングで新たなスタートを切るTHE YELLOW MONKEYとサカナクション。きっと中止となった公演の分の借りは、復活ライブでしっかり返してくれるはずだ。両バンドの門出を祝福するとともに、大きな期待をもって見守りたい。
※1:https://www.youtube.com/watch?v=izIT5c4ynp4&t=13092s
(文=Z11)
