【前園真聖コラム】第416回「久保建英はレアル・ソシエダで輝きを取り戻しました」
バルセロナ戦は負けてしまったものの、久保建英はレアル・ソシエダで輝きを取り戻しました。
開幕のカディス戦では先発で起用され、期待に応えて決勝点となるゴールを挙げました。レアル・ソシエダの細かくパスをつなぐサッカーは久保のプレースタイルにピッタリはまっていて、すでに多くの選手とイメージの共有が出来ています。
久保がやりたいサッカー、イメージしているプレーは他の選手にうまく伝わっていて、だからこそみんなとの距離感がいいのでしょう。特にダビド・シルバとはうまく波長が合っているのがよく分かります。
これは久保が急に成長したからというわけではありません。これまでのチームでは守備に追われる時間が長くなってしまって、攻撃に特長のある久保が生きる場面はあまり出てきませんでした。今回、久保はどのチームに行けば自分が生きるかということでチームを選んだのだと思いますし、その狙いが的中しています。
2トップの一角でスターとしながらも、2列目に降りてプレーもしていて、その臨機応変にポジションを変えていいというのも久保が生きる要因の一つです。これまでは右サイドに固定されるなど決まったエリアでしかプレーしていませんでしたが、自由を与えられて生き生きしています。
バルセロナ戦は、チームとしての差が出てしまいましたが久保のプレーは悪くありませんでした。まだリーグ戦は2試合しか終わっていませんが、ここまではとてもいい滑り出しだと思います。今後もしっかりとレギュラーを確保して、ゴールやアシストという結果を残し続けてほしいと思います。
開幕のカディス戦では先発で起用され、期待に応えて決勝点となるゴールを挙げました。レアル・ソシエダの細かくパスをつなぐサッカーは久保のプレースタイルにピッタリはまっていて、すでに多くの選手とイメージの共有が出来ています。
久保がやりたいサッカー、イメージしているプレーは他の選手にうまく伝わっていて、だからこそみんなとの距離感がいいのでしょう。特にダビド・シルバとはうまく波長が合っているのがよく分かります。
2トップの一角でスターとしながらも、2列目に降りてプレーもしていて、その臨機応変にポジションを変えていいというのも久保が生きる要因の一つです。これまでは右サイドに固定されるなど決まったエリアでしかプレーしていませんでしたが、自由を与えられて生き生きしています。
バルセロナ戦は、チームとしての差が出てしまいましたが久保のプレーは悪くありませんでした。まだリーグ戦は2試合しか終わっていませんが、ここまではとてもいい滑り出しだと思います。今後もしっかりとレギュラーを確保して、ゴールやアシストという結果を残し続けてほしいと思います。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。