自然の猛威には勝てません! 日本全国「雨・雪・霧・波・風」などで「通行止め」になりやすい脆弱な高速道路を調べてみた

この記事をまとめると
■高速道路は悪天候などを理由に通行止めとなってしまうことがある
■今回は国土交通省が発表している通行止めワーストランキングを解析
■状況別に通行止めになりやすい高速道路をチェックした
北海道や東北の「降雪による通行止め」は意外にも少ない!
日ごろの移動などでお世話になっている高速道路は、遠距離移動時には欠かすことができない存在となっている。しかし、そんな高速道路も悪天候などを理由に通行止めとなってしまうこともあり、予定が大きく狂ってしまったという経験がある人も多いことだろう。
そこで今回は、国土交通省が発表している直近3年(といっても平成26年〜28年が最新)の通行止めワーストランキングから、通行止めになりやすい高速道路をチェックしてみたい。ただし、降雨以外の条件は平成26年度は抜き出されていかなったため、2年間のデータとなる。
降雨による通行止め
高速道路を運営しているネクスコでは、区間ごとにあらかじめ定めた降雨基準値に達した時点で、通行止めを実施しているが、各年度のワーストは以下のとおり。
平成26年度 松山自動車道 川内〜いよ小松JCT間 通行止め時間61.4時間
平成27年度 山形自動車道 関沢〜山形蔵王間 通行止め時間33.8時間
平成28年度 九州自動車道 横川〜溝辺鹿児島空港〜加治木JCT間 通行止め時間 41.3時間
雨による通行止めというと台風が思い浮かぶが、イメージ通り台風の影響を受けることが多い九州や四国の高速道路が上位を占めた。平成27年の山形自動車道の通行止めも台風の影響によるもので、台風の進路によって影響を受ける路線が大きく変わることが分かる。
降雪による通行止め
平成27年度 中国自動車道 戸河内〜吉和〜六日市 通行止め時間104.2時間
平成28年度 米子自動車道 湯原〜蒜山 通行止め時間100.5時間
続いては大雪による通行止め。大雪と言うと東北地方や北海道のイメージが強いが、降雪地帯はあらかじめ豪雪に対する備えがしっかりしているため、意外にも降雪による通行止めの時間は短く、今回のワーストはどちらも中国・山陰地方の高速道路となっていた。
通行止めはドライバーの安全を第一に考えての対応
濃霧による通行止め
平成27年度 大分自動車道 湯布院〜日出JCT間ほか 通行止め時間314.1時間
平成28年度 大分自動車道 日出JCT〜別府湾SAスマートIC間ほか 通行止め時間265.4時間
ライトを点灯していても数メートル先が見えないこともある濃霧は、経験したことがある人ならその恐怖が分かると思うが、濃霧による通行止めは圧倒的に大分県を走る高速道路が占めており、大分自動車道以外にも宇佐別府道路や日出バイパスなどが上位を占めていた。
その他の災害・悪天候による通行止め
最後は雨、雪、濃霧以外の悪天候や地震、強風、越波などの自然災害による通行止め時間をチェックしてみたい。
平成27年度 西湘バイパス 石橋〜早川間ほか 通行止め時間85.1時間
平成28年度 大分自動車道 湯布院〜日出JCT 通行止め時間562.6時間
平成27年度の西湘バイパスは越波による通行止めとなっており、次点となった東名高速道路 富士〜富士川スマートIC間も同様に越波の影響となっていた。
一方、平成28年度の大分自動車道は同年4月に起こった熊本地震の影響による通行止めとなっており、次点の九州自動車道 益城熊本空港〜嘉島JCTも同様の理由で通行止めとなっていた。
強風ですぐに通行止めになるイメージの強い東京湾アクアラインは、平成27年度が41.3時間、平成28年度は67.4時間と、ワーストに比べると短いものの、コンスタントに(?)通行止めとなっている。
高速道路が通行止めと聞くと憤りを覚える気持ちもわかるが、通行止めとするのは何よりそこを走るドライバーの安全を第一に考えてのこと。そのことを考えて心穏やかに通行止め解除を待ちたいところだ。
