高橋一生

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俳優の高橋一生(41)が、25日の都内で、『第29回読売演劇大賞』の贈賞式に出席。そこでは、主演舞台『フェイクスピア』での演技が高く評価され、最優秀男優賞を獲得した。

受賞スピーチに立った高橋は「このような賞を頂きまして、大変嬉しく思っております。自分の人生において、ほとんどの時間をお芝居というものに携わってきましたが、自分の芝居というものが、評価や賞には縁遠いものではないかと思ってやってまいりました」といい、率直な思いを口にした。そして「選考にあたって、数々の有難い言葉と共に最優秀男優賞を頂けましたことは、僕にとって、これからの大きな指針の一つになると思います」と自身の糧になると話した。

高橋の表情の固さが無くなったのは、このエピソードを紹介したところ。「これからは、私事の話となりますが、このたびの受賞の連絡は、僕をここまで育てくれたマネージャーから電話で受けまして、受話器越しにそのマネージャーの大きな声の"1人万歳三唱"を聞けました」と説明して、笑わせた。「その大きな声、受話器を少し耳から離しつつ、それでも、しっかり聞きながら、芝居をやってきて良かったと初めて思えたような気がします」と喜びを噛みしめた。


▼ 「自分は灯火のような芝居をしていきたいと思っています」と高橋



改めて、自身の思いを表した。「賞を頂けることが全てではありませんが、自分の大事な他者という存在、近しい他者という存在がいなければ、こうして喜ぶことも叶いませんし、もしかしたら、僕が芝居をしたいという欲求も無くなってしまうかもしれません。これからも今までどおり、時には、孤独になってしまうときもあるかもしれませんが、自分は灯火のような芝居をしていきたいと思っています」と誓っていた。

審査員の一人、映画・演劇評論家の萩尾瞳氏は、次のように評価を明らかした。「『レ・ミゼラブル』のガブローシュ役など子役から始め、多彩な舞台でキャリアを積んできた過去がある。その体験が、俳優・高橋一生を磨き上げたのだろう」とコメントを発表。また「今や多くの演出家からの信頼も厚い、華のある演技派だ。次はどんな役を見せてくれるか、期待はますます高まる」と伝えている。


『第29回読売演劇大賞』…主な受賞者・受賞作品
大賞・最優秀作品賞:NODA・MAP『フェイクスピア』
最優秀男優賞:高橋一生
最優秀女優賞:緒川たまき
最優秀演出家賞:上村聡史
最優秀スタッフ賞:伊藤雅子
杉村春子賞:那須凜
芸術栄誉賞:本多劇場グループ
選考委員特別賞:『桜姫東文章』

男優賞:阿部サダヲ、佐藤B作松尾貴史村井國夫
女優賞:板垣桃子、倉科カナ長澤まさみ、みやなおこ