お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が、31日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00〜11:15)で、事実と異なる報道とその対処法について語った。

兼近大樹


女優の水川あさみは27日、不仲説などを報じた一部メディアに対し、自身のインスタグラムを通じて「悪意ある記事」と抗議。この日、番組ではその投稿された全文を佐々木恭子アナウンサーが読み上げ、「憶測記事」をトークテーマとして取り上げた。

司会の東野幸治から「このニュース、どう思いますか?」と聞かれた兼近は、「この世界にいると分かるなと思いますよね。一般の人には想像できない角度で、攻撃されている人もいらっしゃいますし」と同情。「僕は基本的には事実ばっかり書かれています」と笑顔を見せつつ、「でも、事実に交えてのウソはもちろん入れてるんですよ」「事実にウソを交えているから、もうどうしようもないというか」と補足した。

また、「全然関係のないウソのことも本当とされて、その記事を読んだ人が本当だと思ってまた新しいことを言って、全然関係のないウソの話が事実として広がって、いまだに俺のことをウソで殴り続けてくる人はいる」「正義の鉄槌かのように」と吐露する場面も。

東野が「それはご自身としても気分良くないじゃないですか。法的な手段取ろうとか、訴えようまではいかない?」と探ると、兼近は「それをやるとちょっと滑ってるなと思っちゃうんですよね。芸人という職業的に。僕は週刊誌に結構いじられる」「面白く返さなきゃなと思って」と明かし、「戦争みたいな構図が嫌なので、僕はトムとジェリーをイメージして、すべてがエンターテイメントですよということにするしかない」と見解を示した。

「優しく乗っかってあげるということね」と受け取る東野だったが、兼近の「傷ついていることもあるけど、エンターテイメントとして見せることで世の中が少しでも明るくなれば。そういう職業でもあると思うので」という真意に触れ、「今、聞いていて切なくなってきたというか。そういう考えなんだと思って」と率直な感想を述べていた。