<突然足を引っ張るのは?>彼氏の部屋に「いる」!さらに……【第十三話】#身の毛もよだつ恐怖の体験
彼の部屋は駅から遠い静かな住宅街の中のアパートの2階でした。本当に静かな場所で道は車通りも少なく、突然足を引っ張られるなんて不可解なことでした。
築年数はそれなりにありそうでしたが内装も外装もきれいでしっかりしたアパートです。幽霊が出そうな部屋でもありません。「不思議だねぇ」と話してそれきりそのことは忘れていました。

突然、グイッと足を引っ張られて、体がずり下がりました。慌てて部屋を見回しますが当然誰もいません。「足を引っ張られた」と言っても、足を掴まれた感覚はありませんでした。けれどお尻の位置が15cm前にずれるほど足を移動させられました。例えるなら足の下の床が突然15cmくらい前に動いたような感覚でした。
足を引っ張られたよ! と彼に報告し、「俺だけじゃなかったんだ!」と盛り上がったのですが、それから結婚するため引っ越しをしました。なので私が足を引っ張られたのはその1回だけでした。しかし、ゾワっとした体験はそれだけではなく……!

今回、漫画を描くために旦那にこのときの話を確認したのですが、
「そんなことあったっけ? その前のアパートのほうが強烈でそっちは覚えていないよ」と言われました。
前に住んでいた家で何があったのか聞くと、
「2階建ての2階に住んでいたのに、天井から子どもの騒ぐ声とかドラム缶を転がすような大きな音がしてたんだよ」
なにそれ怖い……。今住んでる家では不思議な体験をしたことは一度もないのが幸いです。
【第十四話】へ続く。
文、作画・水戸さゆこ
