写真はイメージです(以下同)

 マスク着用や自己隔離が強いられ、私たちの生活を一変させた新型コロナウイルスワクチンの接種が各国で始まっている今も、さまざまな規制が続いています。そんな不自由な生活に嫌気がさしたのか、最近になってコロナ関連のぶっ飛びニュースが世界で相次いでいるんです。

◆高齢者に変装してワクチン接種

 ワクチンの接種が始まると、ワクチンがらみのトラブルが発生します。そしてワクチン関連の仰天ニュースが届いたのが、2020年12月より接種が始まったアメリカから。

 フロリダ州で2021年2月17日、65歳以上の高齢者が対象となっているワクチン接種会場に、34歳と44歳の女性2人が変装してまぎれこむ騒動がありました。この2人は、カツラ、眼鏡、帽子などをかぶってしっかり変装。

 しかも米疾病対策センター(CDC)発行の接種証明書を持っていたことから、1回目の接種はバレずに済ませていたもよう。しかし2回目の接種では、会場を警備していた保安官に気づかれてしまったそうです。

◆お咎めなし「戻ってきたら捕まえる!」

 2人に法的な措置は取られなかったそうですが、保安官は「接種の必要性の高い人から、ワクチンを盗んだようもの。本当に身勝手だ。もしまた会場に戻ってきたら、捕まえる!」と憤慨していることが、報道されました。

 ワクチンの接種が始まるや、変装してまで「我先に!」と他人を押しのけてしまうのは、本当にみっともないし恥ずかしい行為。危機にこそその人の本質が見えてくるというのは、どうやら真実なのかもしれません。

◆「隔離を見逃して!」空港で検査官に賄賂

 アメリカ、ハワイ州では、出発の72時間前までに新型コロナウイルス感染症の検査を受けて陰性であれば、陰性証明書を提出してハワイ到着時の自己隔離が免除されます。

 しかし2021年2月12日にルイジアナ州からハワイに到着した男性(29歳)と女性(28歳)の2人組は、検査を受けていなかったそう。そして、空港の検疫検査官に賄賂を渡して、隔離の免除を促したことから、逮捕されたのです。

 ハワイ州の発表によると、最初に男性が「隔離無しで検疫を通してくれたら2000ドル(約21万円)をあなたにあげる」と検査官に話を持ちかけたそう。そして女性も「2人一緒に免除してくれたら、さらに1000ドル(約11万円)を追加であげる」と、同じ検査官に賄賂を受け取るよう促したそう。

◆すぐさまアメリカ本土へ送還

 これに対し、検査官は副保安官に通報し、その場で2人は逮捕される自体となったのです。2人はすぐさまアメリカ本土まで送還されました。

 ハワイでは、自己隔離の規則を破って街に出歩いたことで、観光客が逮捕された事例は今までにあります。でも検査官に賄賂を渡そうとしたのは、初めてのケースかもしれません。3,000ドルの賄賂を渡すくらいなら、最初から検査を受ければいいだけなんですけどね…。

◆空港で偽の陰性証明書を販売

 ハワイと同様に、多くの国で入国時に陰性証明書の提示が義務付けられています。そんな中、陰性証明書の偽造や販売の犯罪が横行しているんです。

 例えば、インドネシアでは2021年1月18日、陰性証明書の偽造と販売の容疑で15人が一斉に逮捕されるニュースが報道されました。

 このグループの首謀者は、52歳の元空港警備員。さらに、逮捕された15人の中には、空港でコロナ検査を担当する人物など、空港関係者も多く含まれていたとのこと。彼らは偽の陰性証明書を作り、空港の出発ターミナルで搭乗者に近づいては、110万ルピア(約8,150円)で販売していました。

 2020年10月から偽造と販売を開始し、これまでに少なくとも28通の陰性証明を偽造したことが明らかとなっており、最大6年の禁固刑になるそうです。

 また、フランスでは約2〜4万円で、イギリスでは約1.4万円で偽の陰性証明書の販売が摘発され、スペイン、オランダではオンライン上やSNS上で偽の陰性証明書が販売されていることが判明しています。陰性証明の偽造は、まさに世界的な犯罪になっているようです。

<文/佐藤まきこ>【佐藤まきこ】
女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone