ランクルより巨大! 日産の大型SUV「パトロール 2021年モデル」に新色追加

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日産の超巨大SUV「パトロール 2021年モデル」登場!

 日産が海外で販売する大型SUVに「パトロール」があります。同車はかつて日本でも販売されていた「サファリ」の後継車で、現在は中東やオーストラリアなどで販売されています。

アラブ首長国連邦で発表された日産「パトロール 2021年モデル」

 2020年9月の大幅改良から1年を迎え、アラブ首長国連邦でパトロール 2021年モデルが登場。新色のボディカラー「ニュアンス・ベージュ」を導入。さらに「LE T2」グレードのインテリアカラーとして、新色「タン」が設定されました。

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 現行モデルのパトロールは2010年にデビューした6代目ですが、前述のように2020年にさまざまな部分を改良しています。

 外観は、フロントデザインに「Vモーショングリル」を採用。ブーメラン型のLEDヘッドライトも装着され、タフでワイルドなデザインに変更されました。

 また、リアのテールライトもブーメラン型とし、日産初のシーケンシャルリアターンインジケーターと組み合わされています。

 内装も新デザインとなり、センターコンソールを一新。Apple CarPlayとAndroid Autoを搭載したデュアルディスプレイが組み込まれました。

 さらにシートはダイヤモンドステッチのキルティングレザーシートとし、手縫いのハンドルとともに豪華さを演出しています。

 安全面では先進安全装備のインテリジェントモビリティテクノロジーに加えて、新型パトロールには、歩行者検知と前方衝突警告システムを備えた衝突被害軽減ブレーキなどが装備されています。

 パワートレインは、4リッターV型6気筒ガソリンエンジン(最高出力275馬力)と5.6リッターV型8気筒ガソリンエンジン(最高出力400馬力)を設定。

 オールモード4×4システムは、モードを切り替えることで、オンロードでもオフロードでもさまざまな状況に対応可能です。

 また、5.6リッターモデルで使用可能な油圧式ボディモーションコントロールは、サスペンションと振動の低減により、快適な乗り心地を実現しました。

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 パトロールのボディサイズは、全長(フック込み)5315mm×全幅1995mm×全高1940mm、最低地上高273mmと、トヨタ「ランドクルーザー(200系)」よりも大きな本格四駆です。

 日本でもサファリの根強いファンからパトロールを希望する声があるといいますが、この大きさのためか、導入される計画はないようです。

 しかし、2019年4月に国内で開催されるレース「スーパーGTシリーズ」の「FRO(ファーストレスキューオペレーション)車両」として、日産から「パトロールNISMO」が提供されました。

 大幅改良前のモデルですが、ほかのNISMOロードカーと同じように、エンジンやサスペンションなどに専用チューニングが施されています。

 また外観は、NISMOのエアロパーツや赤いアクセントが装着されるなど、特別感も演出しました。

 パトロールNISMOのFROカーは、サーキットでのレース中にトラブルが起きた際の救援車両として活躍しています。